溝端淳平、「縁がなかったと思ってた」20代後半でヒーロー主人公オファーに大興奮

溝端淳平、「縁がなかったと思ってた」20代後半でヒーロー主人公オファーに大興奮

『破裏拳ポリマー』溝端淳平インタビュー クランクイン!

 『科学忍者隊ガッチャマン』や『タイムボカン』シリーズなどを世に送り出してきたタツノコプロ創立55周年を記念して、伝説のアニメ『破裏拳ポリマー』が完全実写化された。本作で主人公・鎧武士を演じたのは俳優・溝端淳平。「27歳になってヒーローものに挑戦できるのはうれしい」と笑顔をみせた溝端に本作にかける思いやアクションの魅力について聞いた。

 これまで時代劇等でアクションの経験はあったという溝端だが、ヒーローもの、しかもポリマースーツは、顔が見えるデザインのため、全編に渡って本格的なアクションを自らが行った。「クランクインの半年前ぐらいから、坂本浩一監督とお会いしてアクションの準備は始めました。監督自ら殺陣を教えていただき、技の切れや、構え方、目の動かし方など細部に渡ってこだわりました」。

 溝端にとって、自分がヒーローものに参加するといいうイメージはなかったという。「普通、戦隊ものに代表されるヒーローものの主人公は、20代前半の俳優さんがやるというイメージだったので、僕には縁がなかったと思っていたんです。もう27歳ですからね。だから余計にこの話をいただいたとき、すごくうれしかったんです」と目を輝かせる。

 劇中、溝端はかなりのアクションを披露している。カット数も多く、撮影が過酷だったことは容易に想像できそうだが「きついと思ったことはなかったです。もともとアクションをやりたいという思いがあったのと、演じているときはアドレナリンが出ていて、痛みとか苦しさを全く感じなかったんです」と平然と語る。

 溝端の言葉通り、実際「当たっているのでは?」と思われるぐらい迫力あるアクションシーンが満載の本作。身体もバキバキに鍛え上げられていて、相当な準備をしたことが想像できるが「身体は絞ったんです。大きくみせる方法もあったと思いますが、切れのいい体の方が、この役には合っていると思ったので、毎日プロテイン飲んで……みたいなことはしませんでした」と笑顔をみせる。

 さらに「寒い中、スタッフさんや坂本監督の熱意がすごく、とても刺激的な現場でした。アクションって作品のワンセンテンスだと思っていたのですが、こうして本格的に参加すると、スーツアクターの方々やアクション部の方々のおかげで自分も何とかやれたんだなって改めて感じました。奥が深いです」とアクションに魅了された様子だ。

 また、本作の特徴として、仮面ライダーやウルトラマンなどのヒーローものの主人公とは違い、鎧武士はちょっとだらしなく、ツッコミどころ満載で人間味あふれるキャラクターであることが挙げられる。そんな主人公に溝端は「すごく人間臭いキャラクターですよね。僕は今までどちらかというと、はみ出したような役のお話しってあまりなかったので、鎧武士というキャラクターはとても魅力的に感じました」。

 確かに溝端といえば、美少年を数多く輩出しているジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得し芸能界デビューしたように、スマートなイケメンというイメージがあるが「実際は結構崩れているんですけれどね。全然中身はシュッとしていないんですよ」と苦笑いを浮かべる。そのぶん、鎧武士という人物には感情移入するところも多かったという。

 「20代後半でこういったヒーローものに巡り合えたのは自分でもベストな気がします」としみじみと語った溝端。「いろいろな作品をやったからこそ、見えてくる役作りもありますし。でも本当に魅力的な現場だったので、続編もぜひやりたいですね。ヒットしてほしいです」と目を輝かせていた。(取材・文・写真:磯部正和)

 映画『破裏拳ポリマー』は5月13日より全国公開。

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