名優ヴィンセント・ドノフリオ、『エメラルドシティ』魔法使い役で新境地! 出演秘話を語る

名優ヴィンセント・ドノフリオ、『エメラルドシティ』魔法使い役で新境地! 出演秘話を語る

『エメラルドシティ』魔法使いフランク役のヴィンセント・ドノフリオが出演秘話を明かす!(C)2016 Universal Television,LLC.All Rights Reserved.

 名作『オズの魔法使い』を基に、新たな物語として再構築されたアドベンチャー巨編『エメラルドシティ』で、“オズの国”を牛耳る魔法使いフランクを演じているのが、名優ヴィンセント・ドノフリオ。『フルメタル・ジャケット』(87)の狂った新兵役をはじめ、『ザ・セル』(00)『ジュラシック・ワールド』(15)やTVドラマ『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班』の主人公“天才刑事”ロバート・ゴーレン役など、映画・ドラマを中心に個性的な役柄で異彩を放ち続ける。そんなヴィンセントが『エメラルドシティ』に出演した理由とは?本ドラマに懸ける思いを語った。

 “永遠の獣”と呼ばれる災禍から住民たちを救い、オズの国を支配する魔法使いフランクを迫力満点に演じているヴィンセント。本ドラマのメガホンを取ったターセム・シン監督とは『ザ・セル』でタッグを組んでいるが、以来、彼の才能に惚れ込んでいるという。「ターセム監督は、デヴィッド・フィンチャーやウェス・アンダーソンらと同様、残された最後の“型破り”なフィルムメーカーの1人。彼の作品なら、たとえウェイターの役で5分間の出番でも喜んでやる」とターセム監督への思いを明かす。

 そして、「彼(ターセム監督)は俺がテレビの世界に戻りたくないと思っていたんだろうな。だから、『エメラルドシティ』については全く教えてくれなかった。それでも、俺はこのドラマの話を知ってすぐに、飛びついたよ。“なあ、俺に魔法使いの役をやらせるんだ”ってね」と出演に至った秘話を明かしてくれた。

 ヴィンセントが演じた魔法使いの役は、1939年製作の『オズの魔法使』では、往年の名優フランク・モーガンが演じているが、彼の演技から受け継いだものはあるのだろうか。「名前だけだね(笑)。実は俺が演じた魔法使いの役名が、フランク・モーガンなんだ。ただ、前作での彼の演技は今回、全くなじまないので、自分なりのアプローチで臨んだ」と振り返り、「はっきりしていることは、今回のキャラクターが元になった人とは違う人物だということだけさ」と語る。

 ところで、絶対の信頼を置くターセム監督作品とはいえ、『オズの魔法使い』は、アメリカを代表する児童文学であり、映画も世界的に名作として認知されている。新たなアプローチで臨む本プロジェクトに不安はなかったのだろうか。「いや、むしろ積極的にトライすべきだと思ったね。俺が出演した映画『マグニフィセント・セブン』はジョン・スタージェス監督の『荒野の七人』(60)をモチーフにしているが、リメイクしようとはしていない。アントワーン・フークア監督は、自分自身のスタイルでかっこいいウェスタン映画を新たに作りたかったんだ。本ドラマも同じさ。名作をリフレッシュして、若い世代に解放するやり方で物語を語ってもいいじゃないか。いいアイデアだと思うよ」。

 さらに、本ドラマには「傑出したポイントが2つある」と語るヴィンセント。「1つは、ヴィジュアル。よく『ゲーム・オブ・スローン』と比べられてしまいがちだが、この物語にのめり込んでしまえば、そんなことは全く気にならなくなる。ターセムの手によって、全てのフレームで、これまでのドラマとは一線を画すヴィジュアルを楽しむことができる。もう1つは、オズの安っぽい新しいバージョンではないということ。ライマン・フランク・ボームの本(原作)のキャラクターたちを活用し、新たな手法で彼らの心理に深く踏み込んでいるところをぜひ観てほしい」と強調した。

 ヴィンセント・ドノフリオとターセム・シン、ハリウッドから愛され続ける二人の“映画人”が再タッグを組み、本ドラマで見せた“新境地”を是非、堪能して欲しい。

 『エメラルドシティ』DVD‐BOX(6000円+税)は現在発売中。またDVD(Vol.1〜5)もレンタル中。

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