『パイレーツ』新ヒロイン、カヤ・スコデラーリオが語るジョニー・デップの凄み

『パイレーツ』新ヒロイン、カヤ・スコデラーリオが語るジョニー・デップの凄み

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』カヤ・スコデラーリオ、インタビュー クランクイン!

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』で物語の鍵を握る新ヒロインに抜擢された米女優のカヤ・スコデラーリオ。孤高の海賊ジャック・スパロウを演じたジョニー・デップと堂々と渡り合ったその力強い演技は、キーラ・ナイトレイ、ペネロペ・クルスという女優たちに勝るとも劣らない存在感を見せつけた。「この作品に出演することは特別なこと」というカヤが、新ヒロインという重責について、さらには憧れのスター、ジョニーとの共演について思いを語った。

 シリーズ第5弾となる本作は、若きジャック(ジョニー)にハメられ、海の死神と化したサラザール(ハビエル・バルデム)が“魔の三角海域”の呪いから解き放たれ復讐に転じる冒険活劇。その中で、カヤが演じる聡明で強い意志を持つ天文学者カリーナは、“魔女”と見なされながらも、行方不明の父が残した日記を頼りに、全ての呪いの鍵を握る伝説の秘宝“ポセンドンの槍”の行方に迫る重要なポジションを担う。

 『メイズ・ランナー』シリーズなどで注目されたその実力は、ジョニーも「素晴らしく有能な女優」と太鼓判を押しているが、13歳からシリーズ全作を観てきたカヤにとって、本作に参加できることは特別な思いがあったようだ。「オーディションが難航し、なかなか返事をいただけなかったので、正式にオファーを受けたときは、ほっとした気持ちと同時に、ワクワクする気持ちがこみ上げてきた」と述懐。新ヒロインの重責を担ったカヤは、「この作品が持つ独特の世界観の中で役を成立させ、しっかりと存在を刻みたいと決意した。だから、そのための努力は惜しまなかったわ」と言葉にも力が入る。

 カリーナ役にも大いに共感したというカヤは、「彼女の強い決意、一つのことを追い掛ける集中力、彼女の心の在り方の全てが好き。口論も厭わないところは、私にちょっと似ているかも」とニッコリ。『メイズ・ランナー』シリーズでも力強い女性を演じていたが、「みんな、いろんな感情を抱えて生きている。平面的でシンプルな女性なんてこの世の中には存在しない。そのことを映画の中できちんと描かなければいけないと思っていたので、今回、カリーナのような(いろいろな感情が沸き起こる)役をいただいて、本当にうれしかった。彼女の生き方が若い女性の“ロールモデル”になるというご意見をいただくのですが、男女問わずに参考になると思う」と目を輝かせる。

 またカリーナは、ジャック・スパロウと対象的な性格だっただけに、本編ではぶつかり合うシーンもしばしば。「あれは最高でしたね! ジャックに対して、矛盾点を突いたり、口論を吹っかけたり、挑戦状を叩き付けたり、そういうことができる役だったので、演じていて楽しかった」と振り返る。ただ、最初にジョニーと同じ舞台に立った瞬間は、予想もしなかったショックを受けたという。

 「ジョニーとは撮影前にも会っていたし、現場でジャック・スパロウを見ても、“私も女優の端くれ、普通に接することができる”と思っていたんですが、フルにあの衣装を着たジョニーが目の前に立っていたときは、怖いくらいのオーラを感じ、ショックだった」と苦笑い。さらに一日中、ずっとジャック・スパロウに成り切っていたジョニーの姿勢にも感嘆したというカヤは、「全身全霊を込めて、楽しみながら役に成り切ることの大切さを学んだ」と脱帽した。

 知的で穏やか、どんな質問にも理路整然と答えるクールビューティー、カヤ・スコデラーリオ。そんな彼女が唯一ひるんだのがアクションの話。「残念ながら運動神経はない方かな。私がアクションスターに映っていたとしたら、それはスタントダブルのおかげね」と恥ずかしそうに笑った。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は7月1日より全国公開。

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