瀬戸康史&永野芽郁、憎まれ役の二人は「ベストカップル」

瀬戸康史&永野芽郁、憎まれ役の二人は「ベストカップル」

瀬戸康史&永野芽郁『ミックス。』インタビュー クランクイン!

 『リーガルハイ』『デート 〜恋とはどんなものかしら〜』のヒットメーカー・古沢良太がオリジナル脚本『ミックス。』で新たに目を向けたのは“卓球”。男女混合(ミックス)ダブルスを通じたロマンティックコメディだが、ダブル主演の新垣結衣と瑛太が組むペアの向こうを張って奮闘している瀬戸康史と永野芽郁のコンビにも目を奪われる。

 瀬戸が演じる江島は、ルックスと実力を兼ね備えたスター卓球選手。新垣扮する多満子と付き合っていたのに、永野演じる愛莉にサクッと乗り換えた男だ。そして愛莉は小悪魔と呼ばれる卓球界のアイドル的存在。つまり二人は、主役ペアに対抗する憎まれ役といっていい。

「江島には悪気がないんです」と瀬戸。「そこが一番難しい点であり、意識した部分でもあります。悪役だと思って演じてはいません。彼にも彼の正義があるし、一面だけで終わらせたくなかったですし」と、敵役という部分に関しては、観る人に任せるという。

 “小悪魔”と呼ばれる役を演じた永野は「愛莉は小悪魔というより、頭の良い、賢い子だと思いました。イヤな言い方をすれば計算高いということになるんだろうけど」と前置きしてから、「多満ちゃんを本気にさせる言葉も、愛莉は挑発的に言ったりするけど、『自分にかかってこい!』って言ってるような男らしいところもある。すべてにいい面を見せようとしてなくて、好きですよ」と愛着をにじませる。

 卓球と私生活でのパートナーを演じた二人だが、実年齢は瀬戸が29歳、永野が18歳と、瀬戸の方が“お兄さん”。瀬戸に愛莉への印象を尋ねると「確かに頭もいいけれど、どこか子供のところがあって、愛莉自身の理想を演じている部分がある。強がって見せたりとか。そこがすごく可愛い」とお兄さんらしい答えが返ってきた。

 永野はこれを照れながら聞いていたものの、瀬戸演じる江島については「人間っぽくていいなとは思いますけど、恋人にしろと言われたら、私は付き合えないかな」ときっぱり。「江島にフラれるってなったら『お前に言われたくない!』ってなっちゃう」と本音を漏らし、瀬戸も「あはは!」と大笑いする場面も。いずれにせよ、二人とも「江島と愛莉はベストカップル」という意見で一致していたようだ。

 撮影中は、「瀬戸さんは、現場でモノマネとかしてくださったりして」と永野が思い起こすと、瀬戸は「そうだったっけ?」と覚えてない様子。しかし永野は証拠をバッチリ押さえており、「動画もまだ2個、残ってますよ」と笑う。レパートリーは「『サザエさん』のアナゴさんとか、(『リロ・アンド・スティッチ』の)スティッチとか、(『キテレツ大百科』の)ブタゴリラとか」とアニメのキャラクターが多いようだが、「めちゃくちゃうまいんです」と永野は瀬戸を絶賛。褒められた瀬戸は、「やってたかな。マニアックなのばっかりだね」と苦笑していた。

 ときには瀬戸が、共演の佐野勇斗(M!LK)とデュエットしていたこともあったそう。瀬戸は「俺、歌ってた? 恥ずかしい、全然覚えてない」と言いながらも、「自然とそうしちゃうくらい、楽しい現場だったんですよ」としみじみ振り返る。

 撮影はそれほど和やかな雰囲気だったことが想像できるが、本編では緊張感あるリアルな卓球シーンも見どころだ。瀬戸と永野も「卓球シーンには本当に注目してほしい!」と、クライマックスでの新垣と瑛太との対決シーンは特に緊張し、かつ楽しかったと熱を込める。「4人一体になって撮影しました。記憶に残る作品になったと思います」と瀬戸が胸を張ると、永野は「元気がない人は元気に、元気がある人はさらに元気が出る映画です!」と太鼓判を押した。(取材・文・写真:望月ふみ)

 映画『ミックス。』は全国公開中。

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