桐谷美玲、理想の女性像は「かっこいい人」 にじみ出るような“らしさ”目指す

桐谷美玲、理想の女性像は「かっこいい人」 にじみ出るような“らしさ”目指す

桐谷美玲、『リベンジgirl』インタビュー クランクイン!

 「この人を演じるのは大変だろうなと思いました」と苦笑いする桐谷美玲。振り切った演技で『ヒロイン失格』をヒットに導いた桐谷が、2年ぶりの主演映画『リベンジgirl』でコメディエンヌとしての魅力を再び爆発させている。本作は東大主席でミスキャンパスグランプリと、頭脳明晰、容姿端麗ながら、性格に至ってはかなり痛いヒロイン・宝石美輝が、失恋をきっかけに総理大臣を目指すラブストーリーだ。

 「自分とは真逆だと思いました。美輝のような、自分に自信があって目立ちたくてという要素が自分には全くなくて。美輝のような行動力もないですし。確かに痛い子だとは思いましたけれど、ある意味、うらやましいなと。憎めない愛されキャラで、どこか白鳥麗子さん(編集部注:鈴木由美子原作のコミック『白鳥麗子でございます!』の主人公。思い込みが激しく、プライドの高いスーパーお嬢様だが、なぜか憎めない麗子を中心に描くコメディ)っぽいなとも感じました」と美輝の印象を口にする桐谷。

 また「常に自分に正直でまっすぐなところが、美輝らしいと思います」と、痛い女から、次第に応援したくなる女性へと成長していく美輝の魅力を語る。そしてそんな美輝らしさは、衣装にも出ているという。

 「衣装合わせには時間をかけましたね。美輝は選挙に出馬しますが、政治家らしいファッションやメイクはしていません。最初は“ザ・政治家”みたいな服もあったんですけど、やっぱりそうじゃないよね、となって。私も意見を出させていただきながら、あくまでも美輝らしさを追求していきました。彼女を象徴するのは“ピンク”。もし実際にこんな政治家がいたら、すごく目に飛び込んでくると思います」と笑う。

 美輝が、出馬することになったのは、政治家一家のお坊ちゃま・裕雅にフラれたリベンジから。秘書の俊也とぶつかりながら、やがて成長していく。俊也には、ドラマ『あなたのことはそれほど』などで一気に俳優としての注目度を高めた鈴木伸之が扮した。

 「鈴木さんは実際に俊也のような人でした。とても真面目で。俊也はツンデレなんですけど、ツンのときとデレのときの差が激しすぎましたね」と笑みを浮かべて振り返る。「三木康一郎監督も俊也の笑顔のバリエーションにとてもこだわっていたので、デレの部分がすごく可愛いです」。

 また裕雅にはモデルとしてのみならず、俳優としての活躍も増している清原翔が務めた。

 「鈴木さんと、清原さん、3人が一緒になるシーンはほとんどなかったんですが、一緒になったときには、清原さんが載っている『MEN’S NON‐NO』のページを開いていじったりしていました。清原さんはちょっと天然なところがあって、『インドアなんだよね』という話をしているときに、『普段は何してるの?』って聞いたら、『キャンプ』って答えたり。『それ、アウトドアじゃん!』って」と和やかな現場を思い返す一幕も。

 本編の美輝は、きっかけはリベンジながら、人として成長を遂げていく。桐谷自身はどんな大人の女性になっていきたいのだろうか。

 「私は主演だからといって、自信満々に『ついてきて!』と引っ張っていけるタイプではなく、みんなで頑張りましょうというタイプ。自信をつけることは大切だと思いますけれど、『ついてきて!』とならないところも、私らしさなのかなと感じています。そうした“らしさ”を残しつつ、目指したいのは、かっこいい人。ナチュラルだけれど、かっこいい。自分らしさをすごくアピールしているわけじゃないんだけど、中からにじみ出るような。仕事もプライベートも充実させて、そんなかっこいい人になっていけたらと思います」。(取材・文・写真:望月ふみ)

 映画『リベンジgirl』は12月23日より全国公開中。

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