ハリソン・フォード『野性の呼び声』、驚異の8度目の映画化のワケとは

ハリソン・フォード『野性の呼び声』、驚異の8度目の映画化のワケとは

映画『野性の呼び声』ソーントン役のハリソン・フォードと名犬バックの場面写真(C)2019 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

アメリカを代表する作家ジャック・ロンドンによる冒険小説を、俳優ハリソン・フォードを迎えて映画化した『野性の呼び声』。長く愛されてきた同名の原作小説はこれまで何度も映画化されており、今回が8度目となる。過去に『アラジン』や『ライオン・キング』など数々のディズニー・アニメーションの名作を生み出し、今作で実写デビューを果たすクリス・サンダース監督が、この小説を再び映画化した理由を明らかにした。

 本作は、危険すぎる地上最後の秘境カナダ・ユーコン準州でたった独り、未開の地を求め旅するソーントン(ハリソン)と、温暖なカリフォルニアでペットとして育ち、数奇な運命によって犬ぞりを引くことになる奇跡の名犬バックの出会い、そして友情で結ばれ“最強の相棒”となった2人がさらなる未開の地を求め“最高の冒険”へと旅立つ姿を描くアドベンチャー作品。

 小説『野性の呼び声』が最初に映画化されたのは1908年。その後幾多の映像化を経て、今回はなんと8度目の映画化となる。サンダース監督は、映画化の理由について「原作の全体を映画にしようとした映画はこれまでになかったと思います。原作の最初から最後までが映画となる、初めての試みです。本作を今再び描くべき理由の一つは、動物のキャラクターをCGアニメーションで描くことが可能になり、より繊細にソーントンとバックの絆の物語を描くことができるからです」とこれまで以上に、より克明に2人のドラマを描くためであったことを明かす。

 サンダース監督と原作の初めての出会いは幼少期。父親から“人生の最高の一冊”だと勧められたが、当時は読むことを避け続けていたという。しかし、大人になって原作を手に取ったサンダース監督は「誰もが自分と関係づけられる物語だと思うのです。若くても年を重ねていても、経験を積んでいるか、もしくは物語の真実を見極める力があれば、ソーントンとバックの物語に共感できると思います」と、子どもから大人まで共感できるストーリーにすっかり心を奪われてしまったと話している。

 名優ハリソンも同様に物語に魅了されたようで「ソーントンとバックは、私たちを自分たちでは行かないかもしれない世界に連れて行ってくれます。私たちは自然の厳しさや複雑さに気付いていないのです。面白く胸躍る作品だと思いますよ」と、スリル溢れる冒険を追体験できる作品だと語る。

 先日公開された本作の特別映像には、ソーントンとバックが出会い、大自然の中で冒険を繰り広げる姿を収めた本編映像やメイキング、ハリソンやサンダース監督のコメントが収録されている。その中でハリソンは本作について「家族の絆の物語であり、タフで厳しい大自然を描いている」と説明し、自身が演じるソーントンと犬のバックの関係性については「過酷な運命を乗り越え愛を見つける。互いの命を預けた関係だから、最強の相棒と言えるんだ」とコメントしている。

 映画『野性の呼び声』は2月28日より全国公開。

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