モトーラ世理奈×諏訪敦彦監督『風の電話』特別先行配信決定

モトーラ世理奈×諏訪敦彦監督『風の電話』特別先行配信決定

映画『風の電話』本ポスタービジュアル(C)2020映画「風の電話」製作委員会

モデルで女優のモトーラ世理奈が主演を務める現在公開中の映画『風の電話』が、4月24日より特別先行配信されることが決まった。新型コロナウイルスの影響で全国の映画館の多くが一時休館中となっていることに伴い決定した。

 本作は、今は亡き大切な人と思いをつなぐ電話として、新聞やテレビをはじめ数多くの媒体で取り上げられてきた<風の電話>のエピソードをモチーフにした作品。一人の少女が広島から故郷の岩手に帰り、<風の電話>にたどり着くまでの道程を通し、傷ついた心の救済や、人々が忘れかけている大切なものをテーマに描く。

 独特の映画演出と完成度の高さでフランスをはじめ欧州で圧倒的評価を受けている諏訪敦彦が、日本映画としては18年ぶりにメガホンを取った。広島から故郷の大槌町へと旅する主人公ハルをモトーラが演じるほか、西島秀俊、西田敏行、三浦友和らが共演している。

 2月に開かれた第70回ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門で国際審査員特別賞を受賞した本作。審査員からは「我々は穏やかでありながらも壮大なロードムービーに大変心を打たれました。そして、辛いけれど希望のある忘れることのできないラストシーン。この困難な時代に、喪失の空虚さと人と人との繋がりの温かさの両方を共存させることが、これまで以上に重要になってきています。この映画は優雅さと力の両方を持って、見事にそれを成し遂げています」と講評された。

 17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。

 憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平(三浦)、今も福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田)。様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島)と共に旅は続いていき…。そして、ハルは導かれるように、故郷にある<風の電話>へと歩みを進める。家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に―。

 映画『風の電話』は全国公開中。クランクイン!ビデオとParaviにて4月24日0時より特別先行配信。視聴料金は800円。

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