ナオミ・ワッツ×ティム・ロス、養子の“裏の顔”を巡り険悪に… 『ルース・エドガー』本編映像

ナオミ・ワッツ×ティム・ロス、養子の“裏の顔”を巡り険悪に… 『ルース・エドガー』本編映像

映画『ルース・エドガー』ナオミ・ワッツとティム・ロスの場面写真(C)2018 DFG PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

女優のナオミ・ワッツやオクタヴィア・スペンサーらが出演する映画『ルース・エドガー』より、主人公ルースを巡り養親のエイミーとピーターが言い争う場面を捉えた本編映像が解禁された。

 J・C・リーの戯曲『Luce』を映画化した本作は、17歳の黒人の高校生ルースの知られざる内面に迫り、深刻な矛盾をはらんだ米国社会の現状と人間の謎めいた本質をえぐり出すヒューマンドラマ。
 
 ルース・エドガー(ケルヴィン・ハリソン・Jr.)は、文武両道の模範的な優等生。陸上部で活躍し、討論部の代表として全米大会に出場したこともあるルースは、さまざまなルーツの生徒が通う学校で誰からも慕われている。戦火の国エリトリアで生まれ、7歳の時に米国へ渡ってきた彼は、白人のエイミー(ナオミ)、ピーター(ティム・ロス)のエドガー夫妻に養子として家族に迎え入れられた。養父母となったエイミーとピーターは、「ルース」という名前を授け、約10年間、深い愛情を注ぎ育ててきた。

 そんなある日、ルースが歴史上の人物をテーマにした課題のレポートで、アルジェリア独立運動の革命家フランツ・ファノンを取り上げ、彼の過激な思想について記した。その内容を問題視した教師のウィルソン(オクタヴィア)はルースのロッカーを捜索し、危険な違法の花火を発見。息子のプライバシーを無視して調査を行ったウィルソンに反発するエイミーだったが、不安に駆られて夫のピーターに相談することに。「たかが花火だ。心配するな。息子がテロリストだとでも?」と事もなげに答えるピーター。エイミーは、息子が自分の全く知らない別の顔を隠し持っているのではないかと苦悩を深めていく…。

 解禁された本編映像では、ルースを大切に育ててきたエイミーとピーター夫婦が、息子への疑念について言い争いする姿が映し出される。ウィルソン先生は息子を敵視しているのではないか? 息子はうそをついているのか? もしかしたら、愛する息子のことを全然理解できていなかったのでは?と、胸の嫌なざわめきを抑えられない。息子を信じ続けたいエイミーと、真実を追求したいピーターとの間にも温度差が生まれる。

 そして、「ルース、正直に答えろ」と声を荒らげて息子に詰め寄るピーター。エイミーも「なぜ違法の花火をロッカーに?」とルースに問いかけるが…。息子を信じ続けたい母親の思い、真実を追求したい父親の責任、両親に自分のことを信じてもらえない息子の葛藤。3人それぞれの立場で、正しい意見を持ち、お互いのことを大切に思うがゆえに家族はすれ違っていく。

 ナオミ・ワッツとティム・ロスの2人が夫婦役を演じているのは、映画ファンにとってはミヒャエル・ハネケ監督の『ファニー・ゲーム U.S.A.』が思い起こされ、何か不吉なことが起きるのでは?と想像してしまいそうだ。

 映画『ルース・エドガー』は6月5日より全国公開。

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