前科を隠し司祭になりすます男 アカデミー賞ノミネートの衝撃作『聖なる犯罪者』公開決定

前科を隠し司祭になりすます男 アカデミー賞ノミネートの衝撃作『聖なる犯罪者』公開決定

映画『聖なる犯罪者』ポスタービジュアル(C) 2019 Aurum Film Bodzak Hickinbotham SPJ.‐ WFSWalter Film Studio Sp.z o.o.‐ Wojewodzki Dom Kultury W Rzeszowie ‐ ITI Neovision S.A.‐ Les Contes Modernes

第92回アカデミー賞外国映画賞にノミネートされたポーランド映画『聖なる犯罪者』が、2021年1月15日より公開されることが決定。併せて、メインビジュアルが解禁された。

 本作は、過去を偽り聖職者として生きる男の運命を描く、実話を基にした衝撃作。2019年ヴェネチア国際映画祭内のベニス・デイズ部門でプレミア上映され、その後、ポーランドのアカデミー賞とされる「2020 ORL Eagle Awards」で監督賞、作品賞、脚本賞、編集賞、撮影賞ほか11部門を受賞した。以降、世界中の映画祭を席巻し、作品賞、監督賞、主演男優賞を中心に計49の賞を獲得。遂には、ポン・ジュノ監督作『パラサイト 半地下の家族』やペドロ・アルモドバル監督作『ペイン・アンド・グローリー』と肩を並べて第92回アカデミー賞外国映画賞にノミネートされた。ポーランド代表作品が同映画賞にノミネートされるのは、前年の『COLD WAR あの歌、2つの心』(2018)に続いて2年連続の快挙となる。

 少年院に服役中のダニエルは、前科者は聖職に就けぬと知りながらも、神父になることを夢見ている。仮釈放となり田舎の製材所で職を得たダニエルは、ふと立寄った教会で新任の司祭と勘違いされ司祭の代わりを命じられる。司祭らしからぬダニエルに村人たちは戸惑うが、徐々に人々の信頼を得ていく。数年前、この村で起こった凄惨な事故を知ったダニエルは、心に深い傷を負った村人たちを癒そうと模索する。そんな中、少年院にいた男が現れすべてを暴くとダニエルを脅し、事態は思わぬ方向へと転がりだす…。

 監督は、本作が3作目となるポーランド出身のヤン・コマサ。長編デビュー作『スーサイド・ルーム』(2011)は第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品、続く第2作『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』(2014)は本国ポーランドで大ヒットを記録。そして、Netflixで配信中の最新作『ヘイター』(2020)はトライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ部門で最優秀作品賞を受賞する快挙を成し遂げ、今世界で最も注目される若手監督の1人とされている。

 主演は、28歳のバルトシュ・ビィエレニア。少年院出身のダニエルと司祭トマシュという真逆の人物像を緊張感をもって演じきり、第55回シカゴ国際映画祭、第30回ストックホルム映画祭にて主演男優賞を受賞し、第70回ベルリン国際映画祭では若手俳優に与えられる2020ヨーロピアン・シューティングスターにも選出された注目株だ。現在のポーランド映画界を牽引する気鋭監督と若手俳優による渾身の衝撃作に期待が高まる。

 映画『聖なる犯罪者』は2021年1月15日より全国順次公開。

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