劇場版『クレヨンしんちゃん』原作カット公開 “クレヨン”題材の物語は映画初

劇場版『クレヨンしんちゃん』原作カット公開 “クレヨン”題材の物語は映画初

『クレヨンしんちゃん』原作カット 「ミラクル・マーカーしんのすけ」より(C)臼井儀人/双葉社

アニメ『クレヨンしんちゃん』の映画シリーズ28作目となる最新作『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』より、ストーリーの元になった原作漫画のカットが公開された。本作で描かれるのは、「クレヨンしんちゃん」という名前がありながらも、今まで劇場版では1度も描かれることのなかった、“クレヨン”を題材にした物語だ。

 舞台の始まりは、地上のラクガキをエネルギーに浮かぶ王国・ラクガキングダム。ところが地上では時代の流れかめっきりラクガキが減り、王国は崩壊の危機に直面していた…。「ラクガキングダム」の王国軍は国の命運をかけて無理やり人間にラクガキをさせる作戦「ウキウキカキカキ作戦」を決行し、地上への進撃を開始。その下にはなんとしんのすけたちが暮らす春日部が。しんのすけはひょんなことから手に入れた、描いたものが具現化するミラクルクレヨンで描いたラクガキたちと共に無事春日部を救うことができるのか!?

 劇中で登場するミラクルクレヨン、実は「ミラクル・マーカー」という名前で、臼井儀人による原作漫画の第23巻に収録されている「ミラクル・マーカーしんのすけ」に登場している。

 原作では、自分で描いた絵が他の子よりもヘタだからという理由で公園のごみ箱に捨ててしまったしんちゃんのもとに「さすらいの画家」という男が現れ、ミラクル・マーカーを渡す。しんちゃんがミラクル・マーカーでぶりぶりざえもんやチョコビ、ニセななこ(ななこおねいさんを描こうとしたもの)などを描くと、それらが実際に目の前に現われ、しんちゃんは自分の絵を大切にしようと思い直す。6ページの短編ながら感動を呼ぶと人気のエピソードだ。

 原作エピソードを元に劇場版が作られるのは、1995年に公開された『雲黒斎の野望』以来25年ぶりとなり、原作にで描かれたニセななこや、『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』以来22年ぶりのセリフ付き出演となるぶりぶりざえもんも登場。なお、今までの原作エピソードの映画化はすべてスピンオフ作品のものとなるが、本線のエピソードを映画化するのは“しんちゃん映画”史上初の試みとなる。

 原作の発行元・双葉社の鈴木氏は「臼井先生が5ページの漫画に詰め込んだたくさんのアイデアが京極監督の手によって103分の壮大なストーリーに生まれ変わりました。ぜひ映画とともに原作エピソードも読んでいただき、今作品の原点を確かめてもらえればと思います」と、記念すべき令和第1作に原作エピソードが起用されたことへの思いを語る。

 『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』は全国公開中。

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