高倉健さんの肉声メッセージ、『鉄道員』4Kリマスター版上映時に公開

高倉健さんの肉声メッセージ、『鉄道員』4Kリマスター版上映時に公開

映画『鉄道員 4K デジタルリマスター版』場面写真(C) 1999 「鉄道員(ぽっぽや)」製作委員会

2014年に死去した高倉健さん主演映画『鉄道員<4Kデジタルリマスター版>』が、11月6日から12日まで全国6ヵ所の劇場で上映される。このたび、作品と併せて、2019年に実施された『鉄道員(ぽっぽや)』特別上映会舞台あいさつの模様を収録した映像と、1999年の高倉さん肉声メッセージが公開されることが決定した。

 高倉さんが、武骨な鉄道員“ぽっぽや“を演じた1999年の大ヒット映画『鉄道員(ぽっぽや)』。直木賞を受賞した浅田次郎の同名小説をもとに、ひたむきに鉄道員として生きてきた男に訪れるひとつの奇跡を描く。監督は、高倉さん主演で『夜叉』をはじめ数々の名作を生み出した降旗康男。

 2019年に行われた特別上映会舞台あいさつは、約7分のダイジェスト版で上映。共演の大竹しのぶ、小林稔侍、広末涼子、撮影監督を務めた木村大作が登壇し、亡くなってから当時5年が経過した高倉さんを偲び、撮影時のエピソードをざっくばらんに語り合った模様を収めている。

 1999年の高倉さんの肉声は、当時初日舞台あいさつへの登壇が叶わなかった高倉さんが、当日来場した観客のためだけにカセットテープに吹き込んだメッセージを初めてデータ化したもの。舞台あいさつが実施された丸の内TOEIから見つかったという秘蔵テープが、約20年ぶりに公開されることになる。

 また、2020年度文化功労者に選出された、『鉄道員(ぽっぽや)』で撮影監督を務めた木村監督と、作曲家の三枝成彰氏から今回の上映に向けたコメントが到着。三枝氏は、高倉さんと女優の吉永小百合が共演した映画で、今回『鉄道員(ぽっぽや)』と同じく4Kデジタルリマスター版でよみがえった『動乱』(1980)で音楽を担当した。

 木村監督は「今回の4K上映、鮮明に蘇った映像で皆様に見ていただく事はとてもうれしい」と喜び、「『鉄道員』の撮影当時は59歳、定年間近の主人公、高倉健演じる乙松に撮影中は自らの人生を重ねていた。ただ、サラリーマンは定年があるが、仕事のオファーがある限り、僕は映画を撮り続けるとその時改めて思った。乙松は『鉄道員(ぽっぽや)』を貫いた人生。僕はこれからも映画の現場に立ち続け、人生を全うするつもり」とコメント。

 三枝氏は「1980年の『動乱』の公開からもう40年も経ったのかと、夢のように思われます。高倉健さんのように、演技に役柄の背景や心情をにじませることのできる俳優さんはほんとうに少なくなりました。今回の4K上映で、多くの方が新たな健さんの魅力を発見できることと思います」とメッセージを寄せている。

 『鉄道員<4Kデジタルリマスター版>』は、11月6日から12日までの1週間限定で、T・ジョイPRINCE品川(東京)、横浜ブルク13(神奈川)、梅田ブルク7(大阪)、ミッドランドスクエアシネマ(愛知)、T・ジョイ博多(福岡)、札幌シネマフロンティア(北海道)にて上映。

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