平成ガメラ出演の中山忍「令和ガメラが見たいです」 熱い思いに会場から万雷の拍手

平成ガメラ出演の中山忍「令和ガメラが見たいです」 熱い思いに会場から万雷の拍手

映画『ガメラ 大怪獣空中決戦』ドルビーシネマ上映 初日舞台あいさつに登場した中山忍 クランクイン!

女優の中山忍が27日、都内で行われた映画『ガメラ 大怪獣空中決戦』ドルビーシネマ上映の初日舞台挨拶に金子修介監督、螢雪次朗、撮影監督(特殊技術)の木所寛、録音技師の橋本泰夫とともに登壇。本作ヒロイン・長峰真弓役を演じた25年前を振り返る一方、目をうるませて「令和のガメラが見たいです」と訴え、会場から万雷の拍手を受けた。

 2020年は、昭和に誕生したガメラ第1作目『大怪獣ガメラ』(1965年11月27日)の公開から55年、平成ガメラ3部作の第1作目『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995年3月11日)公開から25年の節目にあたる。今回はガメラ生誕55周年記念プロジェクトの一環として、『ガメラ 大怪獣空中決戦』が期間限定上映される。

 中山は「撮影当時は21歳でした。そのとき『おばあちゃんになっても女優さんをやっていたい』と思っていましたが、こういう形でこの日を迎えられると思っていなかった。がんばってきて良かった。本当にご褒美のような作品(の上映)を、今日こうして迎えられることを嬉しく思います」と感慨深く語った。

 当時の思い出をたずねられて「ガメラやギャオスを信じる心はあったけど、実際に想像するのが難しかった。ギャオスは、助監督さんが物干し竿みたいなものに黄色いタオルをくっつけて『これ、ギャオス、今ここ走ってますから〜!』って走ってくれてまだなんとなく想像がついた。福岡ドームにガメラが現れたシーンは、あまりに大きすぎて、サイズ感を想像するのが難しかったです」と述懐した。

 イベント終盤、中山は「ちょっと泣いてしまうかもしれないので、書いたものを読ませていただきます」と言い、したためてきた手紙を朗読。11月18日に71歳で死去した東映会長の岡田裕介氏を回顧して目に涙をため、「とても信じられない思いと、最後のお別れもままならず、寂しさとなんとも言いようのない喪失感に打ちのめされております」と吐露。「岡田会長が私を女優として認識してくださったのはこの『ガメラ』でした。日本アカデミー賞助演女優賞をいただいたときに『とても良かったよ』と声をかけてくださったのが、つい昨日のことのよう」と話した。

 朗読を終えて「もうお会いできなくなってしまった、私をここまで支えてくださった皆様になんとお礼をしたらいいのか。ご恩に報いることができないか考えました。皆様の前に立たせていただいて、隣には金子監督がいらっしゃる。1つ、私に夢ができました。これから私が言うことは、責任を持たない、いち女優のたわ言かもしれませんが、聞いてください。…令和ガメラが、見たいです」と熱弁。大勢の観客から拍手を受けた。

 中山はさらに「新しい人と一緒に、生身のスーツアクターが演じたあの生々しいギャオスが出てくる『ガメラ』に、螢さんと出たいです」と金子監督を凝視。「今この会場にいる角川の方に、角川の皆様の心に深く刻んでいただき、(ファンの)皆様にも応援していただきたいです。どうぞ私の夢を叶えてください」と訴えた。

 会場では、LA在住で本3部作で草薙浅黄を演じた藤谷文子のビデオメッセージもサプライズで初上映。藤谷は「(今回の上映は)大変なことですよ! 私にとって『ガメラ』の第1作目がスクリーンデビュー作品。すごく特別な存在」としみじみ語った。

 映画『ガメラ 大怪獣空中決戦』は、11月27日より「Dolby Cinema TM(ドルビーシネマ)」全国7館で期間限定上映。

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