『アベンジャーズ』エンドゲーム&インフィニティ・ウォーで採用されなかった展開

『アベンジャーズ』エンドゲーム&インフィニティ・ウォーで採用されなかった展開

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』ポスタービジュアル - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』などのマーベル映画に携わった、脚本家のクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーが、先月にアメリカ・サンディエゴで行われたコミコン・インターナショナル内のパネルディスカッションで、2作品において検討されながらもお蔵入りになったアイデアを明かした。(この記事は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の重要なネタバレを含みます)

『インフィニティ・ウォー』の決戦で活躍するはずだったハルク

 『エンドゲーム』に登場した、ブルース・バナーと完全に調和した“スマート・ハルク”は、前作『インフィニティ・ウォー』のワカンダ決戦に登場するはずだったという。同作でバナーは、ハルクバスターでサノス軍と戦うもピンチに陥り、ハルクに助けを求めるが拒否される。しかし「スマート・ハルクは『インフィニティ・ウォー』の第3幕に登場していた」というマルクス。「僕たちはその展開を書き、撮り、『エンドゲーム』の撮影に移り、ブルースはハルクバスターの中でハルクと融合を果たし、(サノスの部下の)カル・オブシディアンをぶっ飛ばす。でも、うまくいかなった。映画のトーンとあまりに違ってしまった」と明かした。そのため『エンドゲーム』では、5年間の空白が利用された。これに関連があるかは不明だが、最初に公開された『インフィニティ・ウォー』の予告編には、ハルクがワカンダ決戦に参戦しているシーンが収められている。

ストレンジによってサノスがトリップ

 かつて『ドクター・ストレンジ』でエンシェント・ワンがストレンジにやったように、『インフィニティ・ウォー』の惑星タイタンにおける戦いで、ストレンジがサノスを別次元へのトリップに連れて行くアイデアがあったという。そこでサノスは数多くの罪に向き合わされ、マーベルにおける全知全能の存在で、宇宙に影響を及ぼす存在に判決を下すリビング・トリビューナルの前に送られるとう展開。マクフィーリーは気に入っていたようだが、同時に「僕の祖母が理解できるとは思えない」と、壮絶な戦いのなかで「LSDトリップ」を描き、新たなキャラクターが登場する展開に難があることを認めている。

ロケットとジェーンが会うシーンがあった

 『エンドゲーム』で、リアリティ・ストーンを入手するため『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014)の時間軸を訪れるソーとロケット。ソーとはぐれたロケットは、一人でジェーンに宿ったストーンを入手しにいくが、本編には二人が顔を合わせる場面はない。しかしマクフィーリーによると、石をもらうためロケットがタイムトラベルについてジェーンに説明し、科学者である彼女が興奮するという場面があったそうだ。とてもよくできた「キュート」なシーンになったというが、3時間にわたる本作を完成させるにあたり、カットされたという。

トニーとピーターがピザパーティー?

 『エンドゲーム』では、サノスの指パッチンで消されたアベンジャーズが復活し、最終決戦に集合する熱い場面がクライマックスとなっている。しかしその前に、メンバーがアベンジャーズの施設内で復活するシークエンスも考えられていたという。この展開についてマクフィーリーは「『ミスター・スターク』と言ってピーター(・パーカー)が間近にいるんだ。それから5分後にみんなでピザを食べている」と明かし、このアイデアを「ひどかった」と回願。マルクスも「現実感が全くない。僕らは理にかなった鉄則を作らなきゃいけなかった。そのひとつが、(消された)みんなは、もともと消えた場所に戻るというルールだったんだ」と語った。

キャップとレッドスカルが再会?

 『エンドゲーム』のラストでキャップは、全てが終わった後でインフィニティ・ストーンをもとにあった場所に戻すための旅にで出る。となると、ソウル・ストーンのある惑星ヴォーミアで、かつての宿敵レッドスカルに会うことになるはずだ。脚本に書かれることはなかったが、キャップとレッドスカルが、宇宙で出会うアイデアが存在していたという。ちなみに『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』のレッドスカルは『マトリックス』のヒューゴ・ウィーヴィングが演じたが、『エンドゲーム』と『インフィニティ・ウォー』では、ドラマ「ウォーキング・デッド」のロス・マーカンドが演じている。(編集部・入倉功一)

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