スター・ウォーズだけど違う!新時代への期待を背負った新作『ローグ・ワン』

スター・ウォーズだけど違う!新時代への期待を背負った新作『ローグ・ワン』

シリーズのこれからを語ったキャスリーン・ケネディ - (C) Lucasfilm 2016

 映画『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日全国公開)の製作総指揮を務めるルーカスフィルム代表のキャスリーン・ケネディが製作の裏側を語った。

 シリーズの原点『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』のオープニングクロール(冒頭に流れる説明文)でつづられた、「反乱軍のスパイは帝国の究極兵器に関する秘密の設計図を盗み出す事に成功した」という一文。本作では、その裏側に存在した、反乱軍の寄せ集め部隊「ローグ・ワン」による決死の戦いが描かれる。

 シリーズの“正史”における新時代を扱った最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のはるか過去を描く本作。キャスリーンは「この作品は、ルーカスフィルムで働いていた視覚効果スーパーバイザー、ジョン・ノールのアイデアが基になっていますが、私がルーカスフィルムに入社した初期のころから、ジョージ・ルーカスと検討をしていた企画のひとつでもありました」と語る。

 それだけに作品へのルーカスの影響は大きい。「ジョージは第2次世界大戦を描いた映画や西部劇、黒澤明監督作といった作品に引きつけられ、『スター・ウォーズ』につながるスタイルを形作っていきました。面白いことに、『ローグ・ワン』では、“戦争もの”とジャンル分けされる映画に近いことをやっています。そして、今準備しているハン・ソロの単独映画では、西部劇に近いことをやろうとしているんです」と証言する。

 一方で、伝統のオープニングクロールをなくし、音楽もジョン・ウィリアムズではなくマイケル・ジアッキノ(『ズートピア』)が担当するなど、全く新たな『スター・ウォーズ』を作ろうという覚悟もうかがえる。キャスリーンは「ジョンは今スティーヴン・スピルバーグとも仕事をしているんです。スピルバーグにしかられたくないでしょ?」と笑いつつ、「この映画はシリーズのアナザーストーリー展開における最初の作品になります。そのため、この作品一本だけで成立する映画にしなければならなかった。観客には、『スター・ウォーズ』映画と思ってもらえるのと同時に、違った作品であるとも感じてもらえる物になっています」と自信をのぞかせた。

 ちなみに『フォースの覚醒』の大ヒットについては、「あらためて、たくさんの『スター・ウォーズ』ファンが世界中に存在することを認識させられました」と満面の笑み。続編についても「『フォースの覚醒』で(ルーク・スカイウォーカー役の)マーク・ハミルは少ししか出てこなかったけど、『エピソード8』の物語はスカイウォーカーを中心に展開していきます」と告白すると、前作ではあまり活躍の場がなかった帝国軍の女性兵士キャプテン・ファズマについても、「彼女も登場しますよ! 『エピソード9』でも活躍するはずだから、もっと注目されてもいいですよね」と明かした。(編集部・入倉功一)

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