神木隆之介が“憧れの先輩”になった今「年をとったなと思います」

神木隆之介が“憧れの先輩”になった今「年をとったなと思います」

神木隆之介 - 写真:高野広美

 元スタジオジブリの米林宏昌監督最新作『メアリと魔女の花』で、杉咲花が声を演じる主人公・メアリのうそによって大きな事件に巻き込まれる少年・ピーターの声を務めた神木隆之介。「麻呂(米林監督の愛称)さんともう一度ご一緒させていただくのは純粋にうれしかったです」と言う彼が、「俳優として刺激を受けた作品」や“先輩”と呼ばれる立場になった今について語った。

 本作は、映画『かぐや姫の物語』や『思い出のマーニー』のプロデューサーである元スタジオジブリの西村義明氏が立ち上げたアニメ制作会社・スタジオポノック初の劇場公開アニメ。『借りぐらしのアリエッティ』で米林監督作品に出演していた神木は、「以前仲良くさせていただいていたジブリのスタッフの方々も大勢いらっしゃいましたし、すごく懐かしかったです。また麻呂さんと作品の話ができたことも楽しかった」と笑顔を見せる。

 声の出演としても数々の作品に出演している神木だが、現在24歳にして俳優としては18年のキャリアを誇り、製作陣からも高い評価を受ける若手実力派俳優だ。さまざまな作品でその高い演技力を披露しているが「(2012年公開の)『桐島、部活やめるってよ』は俳優としてすごく刺激を受けた作品でした」と振り返る。

 「あの映画は日常を描いた作品。出演しているのも同世代で、みんなが色のついていない芝居を追求している現場だったんです。僕にとってはものすごく刺激になったし、『芝居っておもしろいな』と実感した作品なんです」とその理由を話す。

 また『メアリと魔女の花』で共演した杉咲は、神木が相手役を務めると聞いたとき「ものすごくうれしかった」と語っていたが、こうした下の世代からの憧れの存在となっていることに「年をとったなと思います」とおどけてみせた神木。「事務所の役者仲間にも後輩ができて『神木さん』と呼ばれると、僕が『さん』付けで呼ばれるようになったんだと思います」としみじみと語っていた。

 そして本作について「物語の内容やキャラクター、伝えたいことなど、麻呂さんがジブリ時代から育まれてきたものが映画の中にたくさん入っていると思います」と述べた神木。エンドロールにはジブリファンならずとも、思わずホッコリするようなメッセージも含まれており、神木も「過去があっての今なんだな……と温かさを感じました」と感激した様子だった。(取材・文:磯部正和)

映画『メアリと魔女の花』は7月8日より全国公開

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