映画秘宝まつり、今年で最終章!のんのワンダーウーマンコスプレ映像で締めくくり

映画秘宝まつり、今年で最終章!のんのワンダーウーマンコスプレ映像で締めくくり

今年で最終章となる「映画秘宝まつり」

 雑誌の映画秘宝と第10回したまちコメディ映画祭in台東がコラボする「映画秘宝まつり2017 -THE FINAL CHAPTER-」が17日に浅草公会堂で行われ、同雑誌の総大将で映画評論家の町山智浩、アートディレクターの高橋ヨシキ、作家の平山夢明、岩田和明編集長らが総出演した。

 ホラー、アクション、SFといったジャンル映画に愛情を持つ映画秘宝ならではのチョイスで、数々の映画を紹介してきた映画秘宝まつりも今年で最終章。今回は「THE FINAL CHAPTER」と銘打っているが、登壇者が「毎月やればいいじゃない」(町山)、「『13日の金曜日・完結編』だって原題は“THE FINAL CHAPTER”でしたけど、その後も“新”とか続きましたからね」(高橋)と語る通り、今後の開催にも含みを持たせた「充電期間」という意味合いも含まれているようだ。

 この日のイベントはまず高橋が制作したというオープニング映像から幕開け。ジョージ・A・ロメロ、ハリー・ディーン・スタントン、マーティン・ランドー、ロジャー・ムーア、ミゲル・フェラー、ビル・パクストン、トビー・フーパーら、今年になって訃報が伝えられた偉大な映画人たちを追悼する映像がスクリーンに次々と映し出された。高橋も「今年はやりきれない訃報がたくさん入ってきたので、景気のいい感じにはできなかった」とその意図を語る。

 その後、この日の一本目作品として上映されたのは、人種差別をテーマとした異色のホラー『ゲット・アウト』(10月27日より全国公開)。全米でも予想を超える大ヒットを記録した本作について町山が「アメリカでヒットしたのは、トランプ大統領の影響は大きいですね。誰もスターが出ていないので誰も当たるとは思ってなかったんですが、総製作費に対して、今年、一番もうかった映画じゃないかと思います」と語るほどの低予算映画だというが、平山も「とんちがきいてて良かったね」と気に入った様子だった。

 そしてこの日はもう一本、殺人ピエロの恐怖を描き出したスティーヴン・キングのホラー小説を映画化した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(11月3日より全国公開)を上映。こちらも全米で予想を超える大ヒットとなり、原作者のキングも「これは気に入った」というコメントを寄せている。本作のタイトルについて町山は、「このITというのは原作からして誤訳なんです。“それ”という意味じゃなくて、鬼ごっこでの“鬼”という意味なんです。僕も子どもと遊んでいた時に『父ちゃんITだから』と言われて。何を言っているんだと思ったんですけど『鬼だから追いかけて』という意味だったんですよ。それからこの作品は『20世紀少年』の元ネタでもあるんです」などなど次々と裏話を披露した。

 そんな今年の「映画秘宝まつり」もいよいよクライマックス。そこで岩田編集長が「マーベル映画のエンドクレジットのおまけ映像みたいなもの」と紹介するサプライズ映像の上映でイベントを締めくくることに。そこには「ワンダーウーマン」のコスプレをした女優のんの姿が映し出され、それとともに「のん×映画秘宝 21日の木曜に何かが起こる!」という文字が。21日の雑誌発売に合わせて何かが起こることをほのめかせた。(取材・文:壬生智裕)

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