トミー・リー・ジョーンズ、今年の東京国際映画祭・審査委員長に決定!【第30回東京国際映画祭】

トミー・リー・ジョーンズ、今年の東京国際映画祭・審査委員長に決定!【第30回東京国際映画祭】

トミー・リー・ジョーンズが今年の審査委員長に決定!!

 来月25日から開幕する「第30回東京国際映画祭」のラインナップ発表記者会見が26日、六本木アカデミーヒルズにて開催され、今年のコンペティション部門審査委員長にハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズが就任することが発表された。

 今年は30回という記念すべき年。この日は、本映画祭のメインプログラムとして行われるコンペティション部門の最高賞となる東京グランプリを決める審査委員が発表された。審査委員長にはトミー・リー・ジョーンズ、ほか委員としては俳優の永瀬正敏、『少林サッカー』などで知られる女優のヴィッキー・チャオ、『セラフィーヌの庭』のマルタン・プロヴォスト監督、『月の光の下に』のイラン人監督レザ・ミルキャリミ監督の4人が担当することになった。

 今年のコンペティション部門は、88の国と地域から1,538本の応募があり、そこから厳選された15本を上映。今年の日本映画からは2本、紗倉まな原作の小説を『64−ロクヨン−』シリーズの瀬々敬久監督が映画化した『最低。』と、芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を、松岡茉優主演で映画化する『勝手にふるえてろ』となる。

 イベント中には『勝手にふるえてろ』主演の松岡からのビデオメッセージも上映。そこでは「今回、初めて映画の主演を務めさせていただいて、たくさんの思いがあるんですが、大九(明子)監督をはじめ、原作も綿谷さんも女性で。女性スタッフが集まって作った作品なので、全国のこじらせ女子や、ちょっと背中を押してほしい女子の皆さんに届けばいいなと思って作りました。ぜひたくさんの女の子の背中をツンツンと押せるような作品になっていればいいなと思います」とコメントを寄せた。

 さらに特別招待作品として、スティーヴン・ソダーバーグの監督復帰作『ローガン・ラッキー』が上映されることを記念した特集上映「スティーヴン・ソダーバーグの世界」を実施。特集内では『セックスと嘘とビデオテープ』『オーシャンズ11』『エージェント・マロリー』が上映され、ソダーバーグ監督の来日も予定されている。

 「Japan Now 銀幕のミューズたち」と題した特集では、日本映画界のクリエイターをインスパイアし続ける、女優の安藤サクラ(『0.5ミリ』『かぞくのくに』)、蒼井優(『家族はつらいよ2』『花とアリス』)、満島ひかり(『海辺の生と死』『愚行録』)、宮崎あおい(『EUREKA ユリイカ』『怒り』)という同世代の女優4名を特集。本特集では、彼女たちの最新作やターニングポイントとなった作品などを上映するとともに、本人と、実際に女優陣にインスパイアを受けた監督やクリエイターを招へいし、トークを行うことになっている。

 さらに市川海老蔵が出演する「歌舞伎座スペシャルナイト」、1954年の『ゴジラ』をオーケストラ演奏と共に上映する「『ゴジラ』シネマ・コンサート」、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』をはじめとした7本の作品を通じて原恵一監督の全ぼうを振り返る「映画監督 原恵一の世界」を実施。この日の会見に出席した原監督は「新作を制作中なので、過去作を大きな映画祭で観てもらえるのは、新作のためにもなるので、うれしく思っています。今はまだ多くは語れないですが、今日のTシャツの柄に新作のヒントが隠されています」とコメントし、謎のキャラクターのシルエットがプリントされたTシャツを披露するひと幕もあった。

 今年のオープニング作品は『鋼の錬金術師』。TIFFオープニングで邦画が上映されるのは10年ぶりとなり、かつ日本の漫画原作の映画がオープニングを飾るのは本映画祭史上初めてのこととなる。そして10日間の映画祭を締めくくるクロージング作品は『不都合な真実2:放置された地球』。ノーベル平和賞を獲得したアル・ゴア元アメリカ副大統領の来日も決定している。(取材・文:壬生智裕)

「第30回東京国際映画祭」は10月25日より11月3日まで六本木ヒルズほかにて開催

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