20代女性監督のPFF受賞作がベルリン映画祭W出品

20代女性監督のPFF受賞作がベルリン映画祭W出品

清原惟監督&山中瑶子監督

 今年9月に開催された「PFFアワード2017」でグランプリに輝いた『わたしたちの家』(清原惟監督・25歳)と観客賞を受賞した『あみこ』(山中瑶子監督・20歳)が、2018年2月15日(現地時間)から開催される第68回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門に正式出品されることが決定した。

 ベルリン国際映画祭の「フォーラム部門」とは、ベルリンの映画研究会の有志たちが「ヤングフォーラム」という名前で始めた先鋭的な監督を紹介する部門で、フィクション、ドキュメンタリー、実験映画などの意欲作を紹介する枠。

 『わたしたちの家』は、母と娘の暮らし、そして女二人の暮らし、それぞれの世界が交錯するさまを描く物語。東京藝術大学大学院映像研究科の修了作品として制作され、「PFFアワード2017」の応募作548本の中からグランプリに選出。2018年1月13日から渋谷ユーロスペースでの劇場公開が決定している。

 『あみこ』は、アオミ君に対して崇拝に近い特別な感情を抱く女子高生の青春劇。山中監督が、日本大学芸術学部映画学科を休学中にスタッフ・キャストをSNSで募集し、19歳の時に初めて制作。テアトル新宿で開催される「PFF大忘年会」で19日(21:10〜)に上映され、ゲストの冨永昌敬監督とトークを行う。

 ベルリン映画祭への出品に寄せた2人のコメントは以下の通り。(編集部・石井百合子)

<清原惟監督>
『わたしたちの家』は、わたしたちの世界、わたしたちの映画についての考察でもあります。実験的な部分と普遍的なもの、まだ誰もやったことのないことと映画の歴史、どれも大切にして作った映画です。いつの時代も多くの映画を受け入れてきた、ベルリン国際映画祭という舞台に立った時に、どのようにこの映画が歩いていけるのか、とても楽しみです。

<山中瑶子監督>
びっくりしています。幼い頃から遠くへ行きたかった。遠い土地に生きるまったく見知らぬ人たちにあこがれ、思いを馳せていました。思春期との別れのつもりで撮ったはじめての映画がそんな彼らに観ていただけるなんて、たいへんラッキーなことです。

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