助演男優賞は『スリー・ビルボード』サム・ロックウェル!初ノミネートで初受賞【第90回アカデミー賞】

助演男優賞は『スリー・ビルボード』サム・ロックウェル!初ノミネートで初受賞【第90回アカデミー賞】

初受賞! - 第90回アカデミー賞授賞式でのサム・ロックウェル - Kevin Winter / Getty Images

 現地時間4日、第90回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、映画『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェル(49)が助演男優賞を受賞した。第75回ゴールデン・グローブ賞、第24回全米映画俳優組合賞(SAG賞)、第71回英国アカデミー賞(BAFTA)をはじめ名だたる前哨戦を総なめにしてきたサムが、オスカー初ノミネートにして下馬評通り初受賞を果たした。

 『スリー・ビルボード』(監督・脚本:マーティン・マクドナー)は、レイプ殺人事件の捜査に全く進展が見られないことに業を煮やした被害者の母親ミルドレッドが、警察署長を非難する3枚の巨大看板を出したことで、小さな町の人間関係に波紋が広がるさまを描いたクライムドラマ。サムが演じたのが、警察署長を敬愛し、ミルドレッドの行動に憤る粗野な警官ディクソンだ。

 『セブン・サイコパス』などでもサムと組んでいたマクドナー監督は、このディクソン役を彼を想定して執筆しただけにすさまじいハマりっぷり。声がでかくて頭の悪い、一見すると悪役のような警官の変化を、まさかの繊細さで体現したサムの演技には心揺さぶられるものがあり、主演のフランシス・マクドーマンドも「これはサムの最高傑作だと思う」と絶賛していた。

 俳優一家に生まれて少年時代から演技を始めサムは、『グリーンマイル』『チャーリーズ・エンジェル』といった話題作に出演し、2002年の初主演映画『コンフェッション』(ジョージ・クルーニー初監督作)で第53回ベルリン国際映画祭・銀熊賞(男優賞)を受賞。その後も『銀河ヒッチハイク・ガイド』『フロスト×ニクソン』『月に囚われた男』『アイアンマン2』などで印象を残した。(編集部・市川遥)

第90回アカデミー賞授賞式は3月5日(月)午前8時30分よりWOWOWプライムにて放送中(夜9時よりリピート放送)

関連記事(外部サイト)