「ジョジョ」なぜ第4部を実写化? 続編製作&海外展開の夢も 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章」制作発表記者会見3

 荒木飛呂彦さんの人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章」(三池崇史監督)が2017年夏に公開されることが9月28日、明らかになった。東京都内で同日に行われた製作発表会見に出席した平野隆プロデューサー(TBS)は、今回の題材に原作の第4部を選んだ理由や「第一章」と銘打った意図、さらには海外展開の夢も明かした。

 平野プロデューサーは「『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは非常に長い。我々が映画化するときに、日本人が主人公で日本を舞台にした第4部に必然的になった。話もすごく面白い」と第4部を選んだ理由を説明。タイトルの「第一章」については、「第4部も非常に長い物語なので、2時間で収まるものではない。第一章の一本でも楽しく見られる映画にしたいと思っているが、我々キャスト、監督、製作陣も含め一致していることは、できればその先の第4部をやっていきたいという思いがある」と語り、「まず第4部を完結させたい。第一章と言っているが、(完結には)あと数本必要。構想はあるが、まずは(第4部を)完成させたい」と明かした。

 その上で、「それができれば、(第4部以外にも)本当に素晴らしいストーリーがあるので、日本人が主役ではなかったりしますが、日本が発する本当にワールドワイドな原作で、こういった作品からもし日本映画が世界に羽ばたくチャンスがあれば。何年後か分かりませんが、そういった夢は私も持っていますし、監督も持っていると思います。ぜひ本当にいい作品を作って盛り上げて、そんな形に持っていければ最高だなと思います」と夢を語った。

 また、原作者の荒木さんからはさまざまなアドバイスをもらっているといい、「長い年月の間、企画を開発していたので、先生のアドバイスを受けながら、ようやく本(脚本)が出来上がったが、それまでキャッチボールをしながらここまで作ってきた。脚本に関しても荒木先生と我々が作り上げたものだと思っています」と明かした。

 荒木さんからは「満を持してというかついに実写映画化される運びになりましたことは、原作者として誠に光栄なことです。豪華で素晴らしいキャストとスタッフの皆様に集まっていただき、十分すぎる制作体制で作られるとのこと、とても期待しています。10年前だったら不可能だった映画表現や技術をもってどう作られるのか私も完成を楽しみにしています」とメッセージも寄せられた。

 「ジョジョの奇妙な冒険」は、1986年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まった荒木さんの人気マンガ。数世代にわたる個性的な悪人たちとの戦いを描いた壮大なストーリーに加え、独特の擬音を用いた表現や立ちポーズなどが人気を博しており、現在は「ウルトラジャンプ」でシリーズ第8部「ジョジョリオン」が連載されている。

 今回映画化される第4部「ダイヤモンドは砕けない」は、1999年の日本が舞台。ジョセフ・ジョースターの隠し子・東方仗助が友人の康一や虹村億泰、マンガ家の岸辺露伴、承太郎らとともに杜王町に潜むスタンド使いと戦う……というストーリー。映画は東宝とワーナーブラザースジャパンによる初の共同製作・配給作品。TBSも製作に関わっている。2017年夏に全国で公開。会見には、主人公・東方仗助役の山崎賢人さん、広瀬康一役の神木隆之介さん、山岸由花子役の小松菜奈さん、虹村形兆役の岡田将生さん、億泰役の真剣佑さん、片桐安十郎役の山田孝之さん、空条承太郎役の伊勢谷友介さんらも出席した。