松井玲奈、新川優愛の「めがみさま」ぶりに太鼓判 自分は「道ばたのつくし」 映画「めがみさま」インタビュー(後編)

 元「SKE48」で女優の松井玲奈さんとモデルで女優の新川優愛さんのダブル主演映画「めがみさま」(宮岡太郎監督)が、6月10日から公開される。主演の松井さん、新川さんと、2人に大きく関わる共演の廣瀬智紀さんに、自身の役への思い、映画の見どころをインタビューした。

 行き場を無くし人生に絶望した女性と、そんな環境を克服した女性との奇妙な出会いを描く物語。職場でのいじめや母市絵(筒井真理子さん)からの過干渉で人生に絶望していた田舎の医療事務員、佐倉理華(松井さん)。自分と同じ環境を克服したセラピストのラブ(新川さん)と知り合い、その言葉に感銘を受けた理華は、ラブのセミナーを手伝い始める。セミナーは好評で、ラブは受講者から「めがみさま」とあがめられるようになる。セミナーに参加してラブに救われた川崎拓海(廣瀬さん)も、理華とともにラブを手伝い始めるが、ある事件をきっかけに2人の関係に不協和音が生じ始める……という展開。

 −−ダブル主演の2人、お互いの印象は?

 新川:ちゃんとお仕事させていただくのは初めてだったので緊張していました。でも、(松井さんは)みんなに優しくて、演技の相談もしやすかったです。ちょっと空いた時間に話しかけるのが怖くない(笑い)。監督やスタッフさんと演技を相談していて、「すごくこの作品に思いのある方だ。わ、ついて行こう、お姉さん!」と思っていました。

 松井:恥ずかしくなっちゃう(笑い)。(新川さんは)台本読みの時からすごく堂々として、「ラブだな」と思った。実際に撮影しているときも、セミナーで、悩みをラブが解決しているんですけれど、横に立って聞いている自分自身も、救われているかもしれない、という感覚がありました。劇中で(つばの広い)女優帽をかぶって、コートをさらっと着て歩いている姿は、めちゃくちゃかっこよくて、私は地味な格好で歩いていて、役作りにはちょうどいい。華がある感じと、道ばたに生えているつくし、みたいだと思って芝居していました。

 新川:恥ずかしい! (ラブと理華は)髪とか服とか、すごい対比。監督がこだわってくださって、長さが同じ髪型なんでシルエットは同じなんですけれど、(ほかで)全然違って見えるとか、すごくこだわってましたね。

 −−ファンにひと言お願いします。

 新川:どう感じるかは人それぞれなんですけれど、社会でみんなと過ごす中でなにが大事か、人間の欲やその半面の優しさ、いろんな側面を見られると思います。ラストシーンはありますけれど、ラストは皆さんが決めてくれればと思います。

 松井:本当に、見終わったあとに「自分って本当はどうなりたいんだろう」と改めて考えるきっかけになる。劇中の言葉に勇気をもらうこともあれば、それが逆に、人にとっては恐怖になってしまうこともある、という教訓も描いているので、ちょっぴり不思議なサスペンス映画だと私は思っています。楽しみながらその不思議さを感じ取ってもらえればうれしいです。

 廣瀬:何度でも楽しめる作品になっていると思います、とよく言いますが、「何度でも」というのは、この作品こそ、という感じがします。初めて見たときに感じ取った思いを、2度、3度見て味わい深いを感じてもらえればと思います。