趣里、異色ヒロインで存在感 菅田将暉と不器用カップル熱演

趣里、異色ヒロインで存在感 菅田将暉と不器用カップル熱演

『生きてるだけで、愛。』で主演を務めた趣里

芥川賞作家で劇作家・演出家の本谷有希子氏の同名小説を映画化した『生きてるだけで、愛。』(11月9日公開)。今作で主演を務めた女優・趣里は「鬱で過眠症で引きこもりで、時にエキセントリックな言動に走るヒロイン・寧子」という難しい役どころで異色の存在感を発揮している。

 関根光才監督がメガホンをとる同映画は、過眠症で引きこもりがちな女性・寧子(趣里)と、ゴシップ雑誌の編集者・津奈木(菅田将暉)の不器用な恋愛模様を描くラブストーリー。田中哲司、西田尚美、松重豊、石橋静河、織田梨沙、仲里依紗ら実力派俳優が脇を固める。

 趣里の両親は、俳優の水谷豊、元キャンディーズ・伊藤蘭。ドラマ『3年B組金八先生ファイナル〜「最後の贈る言葉」』(2011年)で女優デビューを飾ると、映画『おとぎ話みたい』(13年)では主演に抜てき。その後も話題作の出演が続き、ドラマ『ブラックペアン』(18年)でのクールな看護師役が評価され『第12回コンフィデンスアワード・ドラマ賞』を受賞した。

 個性派女優として、徐々に作品の幅を広げている。現場では、試行錯誤の繰り返しのようで「毎日の仕事や生活の中で、時には壁にぶつかり、今まで味わった事のないような感情に振り回された事もありました」と吐露。

 相手役の菅田とは、いびつな恋人関係を繰り広げ「もう人間が嫌い、いやでもやっぱり愛したい…。そんな事の繰り返しでしたが、この作品の寧子という役を生きた事で今、私自身が救われたような気がしています」と語っている。

 難役を体当たりで演じた趣里。その姿を間近で見守った関根監督は「おそらく彼女の今までの人生経験の中から寧子にシンパシーを抱くところがあったんだと思いますが、それを120%キャラクターに乗せることができれば、この映画はいける! という確信がありました」と、主役の熱演ぶりを称えている。

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