本屋大賞翻訳小説部門1位のミステリーを映画化『ザリガニの鳴くところ』11・18公開&OST発売決定

本屋大賞翻訳小説部門1位のミステリーを映画化『ザリガニの鳴くところ』11・18公開&OST発売決定

大ヒットミステリーを映画化『ザリガニの鳴くところ』(11月18日公開)日本版ポスター

2019年&20年の2年連続、米国で最も売れた本に輝き、日本では21年本屋大賞翻訳小説部門第1位を獲得した、ディーリア・オーエンズによるミステリー小説を映画化した『ザリガニの鳴くところ』(原題:Where the Crawdads Sing)
が、11月18日より公開される。また、同映画のオリジナル・サウンドトラックが11月16日に発売されることが決定した。

 ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年の変死体が発見された。容疑をかけられたのは、“ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯にひとりで暮らす少女カイア。彼女は6歳の時に両親に見捨てられ、学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など湿地の自然から生きる術を学び、ひとりで生き抜いてきた。そんな彼女の世界に迷い込んだ、心優しきひとりの青年。彼との出会いをきっかけに、すべての歯車が狂い始める…。

 原作に惚れ込んだ女優リース・ウィザースプーンが、自身の製作会社ハロー・サンシャインを通して映像化権を取得し、自らプロデューサーを務めた。主人公のカイアを演じるのは、英ドラマ『ふつうの人々(ノーマル・ピープル)』で21年ゴールデン・グローブ賞テレビ部門(ミニシリーズ・テレビ映画部門)主演女優賞にノミネートされた、デイジー・エドガー=ジョーンズ。

 ポスターには本作の舞台である、美しく、時に自然の残酷さを秘めた“湿地帯″が鬱蒼(うっそう)と映し出され、その水面(みなも)の下には、容疑者となった美しい少女の顔が半分だけ、「真相は、初恋の中に沈む――」という言葉と共にミステリアスに浮かび上がる。

 映画のオリジナル・サウンドトラックは、映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でアカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞したほか、『マネーボール』『リトル・ミス・サンシャイン』『17歳のカルテ』など、数多くの名作音楽を作曲している映画作曲家、マイケル・ダナが担当。ダナの作曲に加え、グラミー賞を11回受賞している世界的シンガーソングライター、テイラー・スウィフトがこの映画のために書き下ろした楽曲「キャロライナ」(配信中)も収録される。

 ダナは、この映画の舞台であるノースカロライナ州の湿地帯の音を表現するために、貝殻など天然の海洋楽器を集めるミュージシャンと協力し、バンジョー、フィドル、オートハープなど、この地域の伝統楽器と組み合わせた楽器編成を取り入れた。

 このサウンドトラックについてダナは「この物語の最も重要なテーマはノースカロライナ州の湿地帯です。主人公のカイアはこの“ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯で育ち、そこに彼女の人生と愛があります。監督のオリヴィア・ニューマンと私にとって、自然界を音楽の中心に据えることは極めて重要でした」とコメントしている。

 テイラーはオリジナル曲「キャロライナ」の制作にあたり、映画の舞台となった時代(1969年)の楽器を使用したという。作曲のインスピレーションについてテイラーは「外から世界を見て生きていた少女の物語について曲を書きました。彼女の孤独と自立、切望と静寂、好奇心と恐怖、執拗な優しさとれに対する世界の裏切り、すべてが絡み合っています。この作品は夜中に一人で書き上げ、プロデューサーのアーロン・デスナーとこの物語の舞台にふさわしいと思われるサウンドを丁寧に作り上げ、いつか皆さんに聴いてもらえるようにと願いを込めました」とコメントを寄せている。「キャロライナ」は、映画の予告映像の中でも一部聴くことができる。

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