高橋文哉×奥野壮 “令和最初”と“平成最後”の仮面ライダー対談

高橋文哉×奥野壮 “令和最初”と“平成最後”の仮面ライダー対談

映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(左から)高橋文哉、奥野壮 (C)ORICON NewS inc.

「令和仮面ライダー元年」の第1作『仮面ライダーゼロワン』と、最後の平成仮面ライダーとして歴史に名を刻んだ『仮面ライダージオウ』の冬の新作映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(12月21日公開)を記念して、『ゼロワン』×『ジオウ』キャストのクロストークが実現。最終回の第3回では『ゼロワン』仮面ライダーゼロワン/飛電或人役の高橋文哉(18)、『ジオウ』仮面ライダージオウ/常磐ソウゴ役の奥野壮(19)が1号ライダー対談を行った。それぞれ「令和最初」と「平成最後」の肩書を持つライダーとしての思いを打ち明ける。

■高橋文哉と奥野壮、それぞれが抱えるプレッシャー

――『仮面ライダーゼロワン』が始まり、3ヶ月が経過しました。反響をどのように受け止めていますか?

【高橋文哉】毎週、毎週、すごくいい反響をいただいて、ありがたいなと思う。参考にしつつ、いい作品を作っていっているつもりです。親戚の人や高校の友だちが連絡をくれて、しっかりとした感想を送ってくれる。いつまで続くか(笑)。

【奥野壮】単純に面白い。僕たち『ジオウ』チームも、こんな物語をやってみたかったなと思えるような面白い作品だなと思います。

――『令ジェネ』撮影中の思い出はありますか?

【奥野】一緒にご飯行ったね。

【高橋】それが一番の思い出ですかね。現場では、僕が緊張しすぎてしゃべれてないんです。それこそカメラが回っているときぐらいしか話していないぐらい。(笑)

【奥野】共演シーンが僕ら『ジオウ』キャストの中に或人が1人とか、プラスでイズちゃんがいるみたいな。『ジオウ』キャストって基本的に、あまりしゃべらないんですよ。しゃべるときはしゃべるんですけど、みんな一人ひとりが芝居に集中する。その中に文哉くん1人でポッと入ったら、それは気まずいよな、と(笑)。いい現場作りができなかった後悔もあって、距離を縮めるためにご飯を誘いました。お好み焼き食べたね。

【高橋】最初はめちゃくちゃ緊張しました。『なんで、奥野さんとご飯行ってるんだろう』と思うぐらい(笑)。徐々に他愛もない話から、お芝居の話から、この仕事の話をし始めて、こういう人なんだと改めて感じました。僕のことを見てくれていて、その日のお芝居を指摘してくださった。ありがたいなと思いました。

【奥野】指摘じゃないよ(笑)。見たままに「俺は、こう思ったけど、こうしてみたら、どうかな」みたいな。

【高橋】アドバイスですね(笑)

■お互いの作品でやりたいキャラは? 驚きの理由も

――昨年の冬映画で『ビルド』チームから吸収したものはありますか?

【奥野】とにかく犬飼(貴丈)さんだったり、赤楚(衛二)さんだったり、ビルドのメンバーの皆さんと共演するときは、お芝居をずっと見て何かを吸収しようと思っていました。具体的に何か、ということではありませんが、必ず僕のお芝居の中に『ビルド』のキャストの皆さんを見た経験が絶対に生かされている。そういった部分では大変、勉強になりました。

――その経験を踏まえて『令ジェネ』の現場でどのように振る舞いましたか?

【奥野】文哉くんとは同い年なんですけど、いい先輩であろう、と。僕が初めて入った時は、すごく緊張した。これで大丈夫なのかと不安もありました。共演相手は1年やってきた先輩。なかなかなプレッシャーだと思うので、あまりそのプレッシャーを感じさせないようにと思っていました。実現できずでしたけど(笑)。

【高橋】いやいや!

【奥野】そういう心掛けをしました

――高橋さんは『ジオウ』チームから学んだことはありますか?

【高橋】或人とソウゴが話すシーンは多かったので、その時は映っていなくても目線の先に立たせてもらいました。或人としても、高橋文哉としても、奥野さんを見て、「こんな表情をするんだ」「こういう表情をすれば伝わるんだ」と思いました。それを『ゼロワン』の本編の中で、まねさせてもらってます!

――『ゼロワン』や『ジオウ』で、どんなキャラクターをやってみたいですか?

【奥野】僕はイズですね。機械的なしゃべり方だったり、単純にキャラクターも好き。遊び心が見ていてあるので、イズをやってみたいです。頭につけているのもかっこいいので(笑)。

【高橋】僕はウォズですね。「我が魔王」って言いたいだけです(笑)。「或人じゃないと」はタイミングによって言い方が変わりますけど「我が魔王」はブレない。なので「我が魔王」で(笑)。

――今年の流行語大賞はラグビーの「ONE TEAM」でした。撮影で一つになるために何かしていましたか?

【奥野】1つは現場での仕事を楽しむことです。『ジオウ』チームの一人ひとりが心掛けていたことだと思う。だからこそ、いい作品が作れる現場の雰囲気になっていたと思います。あと1つは、お互いがお互いのためにお互いのことを思って寄り添い合う関係性。話してはないですけど、最初に「1年間やるんだから、必ず仲良くなって今の関係性ってステキだねってと終わった時に言えるような関係になろう」と、岳くんやしえりさん、圭祐さんとお互いそう思っているのを感じ取った。だからこそ、打ち解けるのも仲良くなるのも早かった。お互いに寄り添う気持ちが大切なんじゃないかな。

――『ジオウ』が終わった今、どう感じていますか?

【奥野】もちろん、そう感じます。圭祐さんが、岳くんが、しえりさんが、僕がいたからこその今の関係性があると思いますね。

――『ゼロワン』チームではいかがですか?

【高橋】すごく周りを見るようになりました。それは意識してます。ONE TEAMになるために、というよりは高橋文哉が『ゼロワン』に貢献するために、気を配るようにしています。

――例えば、どんなことを

【高橋】例えば暑い日は、自分の飲み物だけじゃなく、ほかのキャストの分も持っていく。そういうところをキャスト同士でできたら、すごくいいことだと思うんです。みんなで力を合わせて一緒に階段を登っていきたい。『ゼロワン』キャストも思ってくれていると思う。1年後に奥野さんみたいに胸を張って『僕たちはいいチームです』と言えるようになりたいです。

■「ゼロワン、誕生の日。」と「ジオウ、終幕の日。」を迎えた心境

――ポスターには「ジオウ、終幕の日。」とあります。その日を迎えての心境は?

【奥野】長かったので、やっと終わったという達成感と、終わってしまったという喪失感です。みんなとお仕事する機会が減ってしまうことや会えないと思うと寂しい気持ちもあります。いろんな感情がありますね。

――「平成最後」というプレッシャーはありましたか?

【奥野】感じないように、感じないように、と。取材でも「ないです。気にしないです」と明るく振る舞っていましたけど、毎話毎話のようにレジェンドの方が来る。レジェンドの方は、すでにできあがっているキャラクターで来る。その中で『ジオウ』の色を出して、僕たちの物語を作らなきゃいけないというプレッシャーはありました。レジェンドの方が来る度に「ありがたい」という気持ちと「負けたくない」という気持ちがありました。

――一方で「ゼロワン、誕生の日。」ともあります。

【高橋】初めての映画で初めての主演。すごく緊張もありましたし、不安もありました。「大丈夫かな」という気持ちでクランクインしました。それでも本編だけやっていたら学べなかったことが、この1ヶ月で学べた、成長できたなと思います。だから、ジオウが終幕して、ゼロワンが誕生するこの映画をきっかけに『ゼロワン』をもっと盛り上げて行かなきゃと思いました。

――“令和の1号ライダー”という名前は慣れましたか?

【高橋】まだです。最近、ようやくヒーローになった実感が湧いてきました。何かがあったわけじゃないですが、或人がヒーローに成長するのと一緒に自分も仮面ライダーというヒーローに向かって成長しているのを感じます。或人と一緒に成長していければ、1年後に終わったときに「成長したな」「楽しかった」と思えるのではないかと思ってやっています。

――最後に奥野さんから高橋さんに何か贈る言葉は?

【奥野】とにかく撮影、お仕事を楽しんで。さっき言ったように、みんなに気を使いながら現場を和ませて一生懸命撮ってくれたらバッチリだと思います。

【高橋】ありがとうございます!

 映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』は12月21日公開。

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