早くもW杯アジア最終予選最大の山場が到来! 森保ジャパンがサウジ、豪州と2連戦!!

早くもW杯アジア最終予選最大の山場が到来! 森保ジャパンがサウジ、豪州と2連戦!!

大迫勇也

早くもSAMURAI BLUE(サッカー日本代表)が前半の正念場を迎える。ご存じのように9月2日『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選初戦はホームでオマーンを相手にまさかの0-1という黒星スタート……。8日・カタールで行われた中国戦は相手の守備ブロックに手を焼いたものの40分、右サイドを突破した伊東純也のクロスをゴール前で大迫勇也が合わせて先制ゴール! その後も日本代表が攻め続けるも追加点には至らず、1-0で勝点3を持ち帰ったのだった。

次の相手はサウジアラビアとオーストラリアだ。ともに連勝スタートを切ったグループB最大のライバルである。サウジアラビア代表は第1戦・ホームでベトナムに3-1、第2戦・アウェイでオマーンに1-0、オーストラリア代表は第1戦・ホーム扱いのカタールで中国に3-0、第2戦・アウェイでベトナムに1-0と勝点6を獲得している。9月28日、前半戦の最大の山場となる2連戦に臨む日本代表メンバーが発表された。日本代表日本サッカー協会・反町康治技術委員長と日本代表・森保一監督はオンライン記者会見に出席し、抱負を語った。

反町委員長「10月の2試合に向けて我々は粛々と準備を進めてきた。ジッダでサウジアラビアと埼玉でオーストラリア、この2試合に向けてスタッフでメンバーを選考し、今日に至った。我々でできる得ることをやり、勝点3を取って帰って来て、埼玉でも勝てるよう準備したい」

森保監督「最善の準備をして試合に向かい、最大の勝点を掴み取れるよう全力を尽くしたい。まず目の前の一戦へ全力で準備しベストを尽くして戦うこと。チーム全体でやるべきことを共有して戦いたい。結果を持って、国民に喜んでもらい、選手のがんばりによってこのコロナ禍で大変な思いをしているみなさんに勇気を届けられればと思っている」

10月7日(木)・サウジアラビア戦、12日(火)・オーストラリア戦に臨む日本代表のメンバーは以下の通り。
【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、谷晃生(湘南)
【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(浦和)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、冨安健洋(アーセナル/イングランド)、橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)
【MF】原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、堂安律(PSV/オランダ)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)
【FW】大迫勇也(神戸)、オナイウ阿道(トゥールーズ/フランス)

アウェイでのサウジアラビア戦は引き分けでよしとするのか、あくまで勝利を追求するのか問われると、森保監督はこのようにコメントした。
「サウジ戦はアウェイで厳しい戦い、難しい戦いになることは覚悟して戦わないといけない。その中でも勝点3を目指して戦うことを準備しながら結果はどうなるかわからないが、勝点1を拾うということになるかもしれない。サウジは非常に攻撃力がある。ホームのアドバンテージで多くのサポーターの声援で我々に圧力をかけてくる。我々もいい守備からいい攻撃につなげることをアウェイの地でも発揮したいと考えている」

第1・2戦に向けての準備の失敗を受けて、改善する点があるのか質問されると、指揮官はこう返答した。
「試合に向けてやらなければならないことはたくさんあるが、できるだけ細部を詰めて準備をするということを9月の経験を踏まえて、さらに準備の質を上げていかなければならない。
その中でひとつ大事なことは選手たちが所属クラブへ戻り、それぞれの役割を求められて代表と違うギャップもあると思うので、限られた時間の中で代表としての戦うコンセプト、選手たちの役割に切り替えてもらわないといけない。9月の反省はクラブと代表のギャップを埋められなかったということがあるので、今回は選手にクリアになってもらうための働きかけをしていきたい。
それから欧州、日本も涼しい気候になってきたが、暑いサウジアラビアで戦うのは厳しい。我々は距離感よく戦わないとパフォーマンスの連係・連動が難しくなってくるので、距離感を詰めていきたい。9月はクラブと代表のギャップとコンディションの部分が難しかった。今回はプラス、サウジの気候の部分もしっかり準備したい」

橋岡、三好、田中の『東京五輪』組ら新たに加わったメンバーについてはこう言及した。ハ
「新しく加わってくれた選手たちには個々の良さを発揮してもらいながら、チームとして連係・連動してもらえるようにしていきたい。新たなメンバーに見えるかもしれないが、これまでも活動の中でいたメンバー、早くチームに馴染んでほしい。
選手をどう起用するかは試合の流れ、状況によって使える選手、使えない選手が出てくるが、起用については全く問題ないと思うし心配もしていない。周りとの連係も活動期間ですり合わせてもらえば十分能力を発揮できると思うし、チームとして機能すると思う。チームとして誰が出ても機能するよう準備していきたい。
これまでA代表と東京五輪のチームの監督をさせてもらい、幅広く選手を見させてもらって、彼ら経験の浅い選手も心配なく招集させてもらった。これまでも1チーム2カテゴリーでやってきたので、その辺は心配なく招集させてもらった。経験の多い選手をもっと招集するかについてもコーチングスタッフと議論した。結果として経験の浅い選手が多くなったが、国内外のチームを視察し、どういうチーム構成がいいか、どういう選手をピックアップすればいいかを考え、今回戦うベストの布陣と思っている。
若い選手には『このチームに絶対残るんだ』『この2試合で自分の存在を発揮するんだ』というハングリーな気持ちをチームのエネルギーにつなげていってほしい」

田中に期待することについてコメントを求められると、以下のように語った。
「アグレッシブにプレーできる、攻守に絡める選手。まず練習から自分の良さをアピールしてほしい。A代表でこれから定着していくためにまだまだ経験が浅いので、ハングリーな気持ち、アグレッシブな気持ちを練習から見せてほしい」

サウジ戦は出場停止となる伊東の合流時期を聞かれると、こう答えた。
「サウジアラビア戦に向けてのチームの一員として参加してもらう。試合は出場停止で出らないが、準備してもらう。
9月の代表招集の反省としてコロナ禍ではケガなどでの選手の入れ替えができなかった。だから通常の招集人数よりもプラスで招集させてもらって、対戦相手を見て選手の入れ替えをしていきたいということで今回のメンバーになった」

伊東を出場停止で久保建英、古橋亨梧をケガで欠く2列目について質問が飛ぶと、監督はこう返した。
「ケガで久保、出場停止で伊東が試合に出られない。中国戦からメンバーを変えないといけないというのは、勝利した流れからそのままいきたい部分もあるが、毎試合毎試合相手を分析して、メンバーを変えていなくてもメンバーの構成は考えている。サウジアラビア戦でも我々の力を最大限には発揮できるメンバーを選んでいきたい。
伊東、久保が出られなくても『俺がやってやろう』と思っている力がある選手、経験がある選手がいるので、サウジ戦に向けて選手たちには勝利のために自分のパフォーマンスを思い切り出してほしい。ケガやコロナで招集できなかったり、いろいろアクシデントはある。出た選手が日本のために走って戦ってくれればと思っている」

森保監督のサウジ評、豪州評は次の通り。
「サウジもオーストラリアも非常に力のあるチーム。アジアのトップを走る非常に力のあるチーム。最終予選に出てくるチームはどこも強いが、『W杯』の出場経験を見ても彼らは力を持っている。サウジアラビアは非常に攻撃的で非常にアグレッシブに戦ってくるのは彼らの試合を見ても感じている部分」

難しいコンディションの見極めについて、森保監督はこのように対応すると言う。
「今回の招集の前に欧州で多くの選手を直接見ている中で、コンディション的にも上がっているのを感じている。国内組に関しては私は映像で確認し、コーチングスタッフから報告も上がっている。夏場、連戦ということで調子のいい選手、疲労が見える選手の報告が上がっている。9月は気候や時差など本来の力を発揮しづらい中、どう絵を合わすのかが足りなかった。それは私の責任。今回の10月、気候の違う完全アウェイでしっかり戦えるよう準備していかないといけない」

キックオフ時間は9月28日現在決まっていないと反町委員長は説明した。
「キックオフ時間はまだわからない。夜でも早い時間か、遅い時間かで気温・湿度が違う。スタジアムの人数は5万人収容のところで60%入ると聞いている。街中を見てもマスクをしている人が多いかというとそうでもない。日本のように手拍子だけで応援するというよりも、我々としては完全アウェイの形になるだろうと思っている」

日本代表は『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選グループBで10月7日(木)・キング・アブドゥッラー・スポーツ・シティにてサウジアラビア戦、12日(火)・埼玉スタジアム2002にてオーストラリア戦と対戦。サウジアラビア戦はDAZN、オーストラリア戦はテレビ朝日系列、DAZNにて生中継。

取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)

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