J.S.バッハの名作『ゴルトベルク変奏曲』を非日常の空間で楽しむ

2022年4月16日(土)に、「ホテルグランバッハ東京銀座」&「霞町音楽堂」の2箇所でJ.S.バッハの傑作『ゴルトベルク変奏曲』が披露される。

不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のためにバッハが作曲したこの曲が『ゴルトベルク変奏曲』と呼ばれるようになったのは、伯爵のために演奏したのが、当時14歳だったバッハの弟子ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクだったからというのが通説だ。

本来はチェンバロのためのこの作品が、近年ピアニストたちにとっての重要なレパートリーの1つになっていることは注目に値する。そのきっかけとなったのが、1955年に録音されたカナダのピアニスト、グレン・グールドによる『ゴルトベルク変奏曲』であったことは、クラシック史上に燦然と輝く偉業の1つだ。その後、ピアノトリオや弦楽アンサンブルに室内オーケストラなどなど、さまざまな編成&編曲による『ゴルトベルク変奏曲』が楽しめるようになったことこそが、バッハの生み出した作品の凄さを証明しているように感じられる。

さて、今回2つの異なる会場で披露されるのは、どちらもピアノでの『ゴルトベルク変奏曲』。そして演奏者は、医者とピアニストの二刀流を高次元で継続している上杉春雄だ。「ホテルグランバッハ東京銀座」&「霞町音楽堂」ともに、“大人の隠れ家”とでもいうべき親密な空間だけに、非日常の素敵な時間が過ごせることに期待したい。

・4月16日(土)開演 14:00 霞町音楽堂
「Afternoon Concert in 霞町音楽堂」
https://ongakudo.tokyo/

・4月16日(土)開演 19:00 ホテルグランバッハ東京銀座
「サロン・コンサート 2022」
https://www.grandbach.co.jp/ginza/information/detail.html?nid=117

●上杉春雄(医師・ピアニスト)

14歳でのPTNA G級金賞・グランプリ、マリア・カナルス国際コンクールメダリスト等コンクールで入賞多数。20歳でEMIよりCDデビュー。サントリー大ホール、大阪シンフォニーホールなどでのソロリサイタルの他、東京フィル、読売日響、オーケストラアンサンブル金沢、札響などの主要オーケストラや、諏訪内晶子、川本嘉子、藤原真理,N.Boriso-Glebsky、森麻季、波多野睦美、G.Sima(元ウィーン国立歌劇場専属歌手)らと共演。CDアルバム「平均律クラヴィーア曲集第1巻」「ゴールドベルク変奏曲」は「レコ―ド芸術」誌にて特選盤に選ばれる。後者は2018年レコードアカデミー賞にもノミネートされた。またヴィオラの川本嘉子との演奏会は、「コンサート・ベストテン2018」(音楽の友誌)に挙げられた。
歌唱伴奏法の翻訳(「ピアノ共演法」M.カッツ著、音楽の友社)も行っている。
北海道大学医学部卒、東京大学大学院医学研究科修了。脳神経内科専門医。医学博士。北海道内で総合病院神経内科主任医長、病院長、札幌医大臨床教授などを歴任している。

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