高地優吾「迷子になったら僕に聞いて」 初めて日生劇場に立つ中村芝翫、南果歩ら心強いアドバイス

シェイクスピアの傑作喜劇『夏の夜の夢』の製作発表会見が8月8日、都内で行われ、主演を務める中村芝翫、共演する南果歩、高地優吾(SixTONES)、生駒里奈、宇梶剛士に加えて、芝翫とともに2018年に新橋演舞場で上演された『オセロー』以来の再タッグとなる井上尊晶(演出)、松任谷正隆(音楽)が意気込みを語った。幻想的な森を舞台に繰り広げられる“愛の喜劇”が、原作の役名や台詞はそのままに、日本の風土に根差した新演出で生まれ変わる。

妖精の王オーベロン/公爵テーセウスの二役を演じる芝翫は今回、初めて日生劇場の舞台に立つことになり、「楽しみでございます。それに初共演の方々ばかり」と期待のコメント。長男の橋之助が舞台『オイディプスREXXX』にて、南と共演した縁があり「『とにかく優しい方だから頼って大丈夫』と言われたので、私も頼りにさせていただきたい」と早くも全幅の信頼を寄せていた。

中村芝翫

南は妖精の女王ティターニア/ヒポリュテ役の二役を務め、「成駒屋さんとは切っても切れないご縁がありますね」とニッコリ。芝翫について「稽古場でも色々とアイデアを出して下さるし、ご一緒して学ぶところがたくさんあります」と語る一方で、「働き者でせっかちなところがある」とも。「(芝翫が)『稽古時間を早めて』と言っているんですけど、ぜひそのままでお願いできれば」と笑いを交え、会見を盛り上げた。

南果歩

青年ライサンダー役の高地にとっては、初の外部舞台出演となり「それがまさかのシェイクスピアということで、お話をいただいた1年前からずっと緊張しています」と心境を明かし、「厳しい稽古場を思い描いていたが、実際はすごく楽しい」と安どの表情。生駒や元木聖也、堺小春といった同世代のキャストも多く、「仲の良い空気感で、打ち解けるのも早いので、これからも稽古で仲を深めていければ」と期待を寄せた。

会見では芝翫をはじめ、南や宇梶らベテラン勢が初めて日生劇場に出演することが明かされた一方で、高地は『少年たち』『Another』など、何度となく日生劇場のステージに立っており「楽屋の場所とか、迷子になったら僕に聞いていただければ!」と心強いアドバイス。「じゃあ、高地くんよろしくね」(南)、「任せてください」(高地)と息の合ったやり取りも披露された。

高地優吾

生駒はテーセウスの娘で、ライサンダーと恋仲になるハーミアを演じ、「舞台が大好き。稽古では毎日、高い壁に向き合っていますが、この壁を乗り越えたら、もっと成長し、いい俳優に慣れるんじゃないかと思っている」と芸歴10年を迎えて決意表明。職人のニック・ボトム役の宇梶は、「魔法の力でロバになってしまうんです」と照れ笑いを浮かべ、「稽古場ではロバの被り物をして、尻尾を付けて(笑)。自分で自分に違和感を覚えています」と本音を明かしていた。

生駒里奈
宇梶剛士

取材・撮影・文:内田涼

<公演情報>
『夏の夜の夢』

2022年9月6日(火)〜28日(水)会場:日生劇場

作:ウィリアム・シェイクスピア
訳:河合祥一郎
演出:井上尊晶
音楽:松任谷正隆

【キャスト】
オーベロン / テーセウス:中村芝翫
ティターニア / ヒポリュテ:南果歩
ライサンダー:高地優吾(SixTONES)
ハーミア:生駒里奈
ディミートリアス:元木聖也
ヘレナ:堺小春

公式サイト:
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/natsunoyonoyume_2209/

※高地優吾の「高」は「はしごだか」が正式表記

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