AKATSUKI JAPANが新たなメンバーでチャレンジ! 強豪イランへ、アジア杯のリベンジなるか?

AKATSUKI JAPANが新たなメンバーでチャレンジ! 強豪イランへ、アジア杯のリベンジなるか?

(写真左より)比江島慎、馬場雄大

AKATSUMKI JAPNAが新たなチームで次なる戦いに打って出る。『FIBA アジアカップ 2022』ベスト8進出を果たしたバスケットボール男子日本代表が、メンバーを入れ替えて『FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選』Window 4に臨むのだ。しかも今回は国際強化試合から異例のイラン3連戦となる。8月8日、トム・ホーバスHC、選手たちがメディア対応を行い、指揮官は「『アジアカップ』でイランと試合し負けたが、いい勉強になった。イランがどんなメンバーで来るかわからないが、うちは短い時間で新しいチームを作っている。プラスイランのスカウティングをしている。今のメンバーでいい練習している。もう少し時間がかかるかもしれないが、イラン戦が楽しみ」と抱負を語った。

今回の代表合宿に参加している16名中『アジア杯』メンバーは6名。ホーバスHCは毎回メンバーを入れ替える理由をこう説明した。
「Windowごとに新しいメンバーが入っている。そのたびに最初からチームを作っている。大変だが、こうしないと『W杯』にベストメンバーを選べない。もちろん『アジア杯』の時よりもいいバスケットをやりたい。短い期間にできるかわからないが、がんばりたい」

数値目標を問われると、ホーバスHCはこのように返答した。
「合宿初日に『アジア杯』のデータを見せた。平均96点、3ポイントシュート成功率41%、2ポイントシュート成功率51%、フリースロー成功率81%と素晴らしい数字を残した。さらにステップアップしたい。難しいことだが、『アジア杯』のデータが良かったからこそ、もっと良くしていきたい」

各選手のチェックポイントも挙げた。
「今回ニカ(・ウィリアムス)の力をどうやって上手に使えるかやっている。馬場(雄大)選手はNBAサマーリーグに出場し、「もっと3Pを打った方がいい」と言われて、それは日本代表でも同じ。もっともっと3Pが上手になったら彼のプレーの幅も広がり、うちのチームも強くなる。
『アジア杯』のメンバーで若い吉井(裕鷹)選手、井上(宗一郎)選手、若くないが須田(侑太郎)選手がいい勝負した。継続してチャレンジしていけば、レベルアップする。岸本(隆一)選手のロング3Pが入るか、コー(・フリッピン)のディフェンスとかリバウンドも面白い。(シェーファー・)アヴィ(幸樹)のことも見ているし、川真田(紘也)選手もいい仕事をしている。(川真田は)何回も呼んでいるが、毎回レベルアップしている。何年後かすごいいい選手になるだろう。天井が高そう」

さらに馬場について言及した。
「馬場選手がいい選手なのはわかっている。ディフェンスが上手だし、特別なフィジカルを持っている。彼は10回ボールを持ったら、8回ドライビングする。逆にしたい。彼のマインドセットを変えたい。ディフェンスが空いたら打つというように、彼の考え方を変えたい。NBAを目指すならば3Pがうまくならないといけない。この合宿はそこがメイン。シューターのマインドセットになれるか取り組んでいる」

馬場もまた指揮官の期待を理解している。
「今までのようにトランジションやディフェンスをがんばるところはもちろん、ホーバスHCのバスケのスタイルとして3Pが重要視されていると思うので、今までとガラッとプレースタイルを変えるくらい積極的に打っていきたい。
3Pに関しては海外でプレーするために必須。ずっと練習してきたので、ゲームで打つ機会を増やすには代表がぴったり。新しいスタイルを築いていければと思っている」

具体的に3Pのどこを課題としてとらえているのか。
「ホーバスHCのバスケはパス&ゴーやカットが多くて、ハーフコートでも展開が速いイメージ。スポットだけではなく、ムーブメントの3P、動きながら3Pを打つ機会が増えてくると思う。ディフェンスが中途半端だったら打てというスタンスなので、ボールを持ってパスを探しつつ守備の位置を見て打つ。今までにないくらい3Pのアテンプトが増えていくと思う。ディフェンスを見て、自分がいけると思えばショットを打っていきたい」

各選手のコメントは以下の通り。
富樫勇樹主将「イランとは『アジア杯』でも対戦していて、前回やられてはいけないところでやられてしまったので、この合宿で準備して進めたい。『アジア杯』でかなり良かった中、新たなメンバーを加えて準備しているので、またいいチームを作りたい。メンバーが変わってもやりたいことは変わらない。『アジア杯』で良かった点を継続してやりたい。
(やられていけないところ)たとえば8番のシューター(ベフナム・ヤクチャリ)に決められた。試合前から一番気を付けなければという話をしていたにも関わらずやられてしまった。チームとしてしっかり対策をして徹底できるようにしていきたい」

比江島慎「(イランは)アジアの強豪国なのは間違いない。世界と戦うためには超えていかないといけない相手。『アジア杯』では負けているので、しっかり成長した姿を見せ、しっかり自分たちバスケをして勝ちたい。
自分の得意としているのはドライブなので、まずドライブを試みようとしていたが、トムさんからは『3Pを打ってほしい』と言われている。まずシュートを狙う。少しのズレができたら3Pを打とうとマインドチェンジしているところだし、そこを課題として取り組んでいる。8:2の感覚で3P。僕の感覚ではドライブだったところでも3Pを打ってほしいとのことなので、今見直しているところ」

岸本隆一「少しでも日本代表の力になれるよう、まずは練習から自分のベストを尽くしていければいいかなと思っている。以前は探り探りで自分自身難しい面があったが、『アジア杯』で選手たちが楽しそうにプレーしているのを見て、結果以上に楽しそうなイメージを持った。自分の強みは3Pなので、この場所でもしっかり発揮できればと思っている」

アヴィ「2月以来の代表合宿、『アジア杯』でチームとしての基盤がしっかりできているので、自分もそこにしっかり入れるようにしたい。イランは『アジア杯』で負けていて、Window 4でも当たるのでしっかり勝って臨みたい。
自分が入っているのはサイズを評価されていると思うので、リバウンドは考えている。『アジア杯』になかったサイズで貢献したい。全員がリバウンドの意識を高めることが大事。シュートを決め切る。ルールを決めてやっているのでオフェンスリバウンドの数も増やせると思うし、ディフェンスリバウンドではファストブレイクをやらせないことが大事。サイズで負けているので、全員が取りにいく意識が必要。僕自身も絶対取らせない意識を大事にしている」

ニカ「イラン戦へ向けて楽しみ。今トレーニングしてかなりいいチームを作れている手応えを感じている。強豪相手にいい試合ができると思っている。個人的にも海外のチームと対戦できる機会は限られているので、非常に楽しみにしている。
自分の役割は泥臭い仕事をすること。オフェンスとディフェンスの切り替え時にしっかりと走ったり、ゴール下でのフィジカルなプレーで貢献したい。日本代表でもしっかりと持ち味を発揮し、チームの助けになりたい」

須田侑太郎「『アジア杯』でチームとして悔しい思いをしているので、まずは気持ちを持って戦いたいというのと、今のチームがより良くなるよう、一戦一戦一つひとつのプレーを大切にチームとしてもビルドアップしていけるような試合にしたい。
トムさんのバスケットは3P主体。僕に対しても役割が明確で、やりやすく感じている。3Pとディフェンスとシンプルに割り切れる。迷いのなさが3Pの確率につながっていると思う。『アジア杯』のメンバーがベースとなり、練習でも自分たちが気付いてきたことを率先して体現していき、一日も早くチームとして良くなるようにしていきたい」

寺嶋良「シーズンが終わってから試合感覚がつかめなかったが、対人練習を重ね、5対5の試合感覚も掴んできたので、イラン戦ではがんばりたい。僕らは足で勝つしかないと理解している。Bリーグの時以上に足を動かして、足で勝つことを意識していきたい。ロールプレー、スピードは持ち味だと思うので、そこを存分に生かして、どれだけイランに通用するか楽しみにしている」

西田優大「イラン戦は強化試合を含めて3試合あるので、『アジア杯』で勝つことができなかったので、しっかりやりたい。アウェイのイラン戦は『W杯』がかかっていて気合いを入れてくるので、僕らも負けないようにしたい」

河村勇輝「この『アジア杯』でイランには大事なところで負けているので、日本という場所で絶対リベンジし、日本のファンに勝利を届け、2連勝してWindow 4に勢いを付けたい。トムさんのバスケットはファイブアウトで、スピードのミスマッチを生かして戦う感じ。『アジア杯』でもリバウンドも課題になったが、それ以上にスピードを生かしたオフェンスやアグレッシブなディフェンスをブラさずにやっていきたい。
8番のヤクチャリを抑えられれば、イランのバスケを抑えられると思う。相手のキーマンであり、自分がマッチアップする相手なので、ゲームの流れを持っていかれないようにしたい」

【『FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選』Window 4 直前合宿参加メンバー】
ニカ・ウィリアムス(C/島根スサノオマジック)
岸本隆一(PG/琉球ゴールデンキングス)
比江島慎(SG/宇都宮ブレックス)
アキ・チェンバース(SF/群馬クレインサンダーズ)
永吉佑也(PF/ライジングゼファー福岡)
須田侑太郎(SG/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
富樫勇樹(PG/千葉ジェッツ)
馬場雄大(SG/-)
コー・フリッピン(SG/琉球ゴールデンキングス)
寺嶋良(PG/広島ドラゴンフライズ)
シェーファー・アヴィ幸樹(PF/シーホース三河)
吉井裕鷹(SF/アルバルク東京)
川真田紘也(C/滋賀レイクス)
西田優大(SG/シーホース三河)
井上宗一郎(PF/サンロッカーズ渋谷)
河村勇輝(PG/横浜ビー・コルセアーズ)

『SoftBank CUP 2022 バスケットボール男子日本代表国際強化試合』日本×イランは8月13日(土)・14日(日)・ゼビオアリーナ仙台にてティップオフ。『W杯 2023 アジア地区予選』Window 4・イラン×日本は8月25日(木)・アザディ・バスケットボール・ホール、日本×カザフスタンは30日(月)・沖縄アリーナにて開催。イラン戦のチケットは予定枚数終了、カザフスタン戦のチケットは発売中。13日(土)の試合の模様はテレビ朝日系列、14日(日)の試合は日テレ系にて生中継。

FIBA ワールドカップ 2023 アジア地区予選 Window4のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2225776&rlsCd=001

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