坂本昌行「人の抱える『闇』や『痛み』がリアルに表現されています」舞台『凍える』舞台写真&コメント到着

パルコ・プロデュース2022『凍える』(原題:FROZEN)のフォトコール&初日前会見が行われ、舞台写真とコメントが到着した。

1998年にイギリスで初演された『凍える』は2004年にニューヨークで上演され評判となり、同年に演劇賞の権威「トニー賞」のBEST PLAYにもノミネートされたブライオニー・レイヴァリーによるヒューマンサスペンス。2018年には、ロンドンのTheatre Royal Haymarketでジョナサン・マンビィの演出でもリバイバル上演された。

重厚で骨太な脚本と「病的疾患による連続殺人」を扱った本作は、家庭内暴力や幼児虐待など社会に潜む病巣が事件となって表出し、毎日のようにニュースとして報道される現代に疑問を投げかけるストレートプレイとなっている。

キャストには、栗山民也が演出を務めたミュージカル『阿国』(1992) で初舞台を踏んで以来、30年ぶりに栗山演出作品に出演、そして22年ぶりにPARCO劇場の舞台に立つ坂本昌行。2016年に第24回読売演劇大賞・優秀男優賞を受賞した坂本が、今回は幼少に受けた虐待で患った疾病により、児童に執着し殺人を繰り返してしまう難役に挑む。

20年間愛する娘の生還を信じ続け、娘の死を知らされた今も現実を受け入れることの出来ない母親には、栗山演出作品初出演となる長野里美。そして、2020年に栗山の演出舞台『殺意 ストリップショウ』で読売演劇大賞・最優秀女優賞に輝き、栗山からの信頼の厚い鈴木杏が坂本演じる殺人犯の担当精神科医を演じる。

■坂本昌行 コメント

今作は不思議というか怖いというか、どう捉えて良いか分からないかもしれません。演出の栗山さんからは、芝居ではなく、リアルに、ドキュメンタリーで生きてくれという言葉があり、30年ぶりの栗山さんの演出に、改めて作品・役作りの難しさを感じながら勉強させていただきました。非常に難解な作品、難解な役ではありますが、自分の中の引き出しを出し切って千秋楽まで頑張っていければと思っています。人の抱える『闇』や『痛み』がリアルに表現されています。お客様にもそれぞれ何を感じていただけるか非常に楽しみにしております。日々公演を重ねる中で表現も深化していくと思いますので、ぜひお越しください。

■長野里美 コメント

出演のお話をいただいたときから緊張しておりました。ナンシーという役は自身の状況や気持ちを説明する独白が多く、そこが課題となっていましたが、栗山さんに助けていただきながら稽古をして来ました。「人間を見せていく」ということが初日を迎えるにあたってどこまでできるか、また、お客様にどのように受け入れていただけるかが楽しみです。とにかく集中し、真摯に頑張っていきたいと思っています。お越しいただいた皆様にはそれぞれに「あぁ...」という言葉にならないけど、大事なものを感じて、持ち帰っていただければと思います。

■鈴木杏 コメント

この作品は稽古するごとに発見がある作品で、日々切磋琢磨しています。色々試されるので役者としては怖い戯曲ではありますが、公演が始まってからも成長していくようなお芝居だと思いますので、沢山のものを見つけながら千秋楽まで深めていきたいと思っています。「楽しんでいただく」という戯曲ではありませんが、現代社会に多くの問いを投げかける内容となっていて、日本ではなかなか見られないタイプのお芝居だと思います。お客様の心に観劇後何日かたっても、残り続けるものになれば嬉しいです。

今作のテーマの1つは「赦し」ということで、許して欲しいことについて

鈴木:稽古などでくたくたになって帰宅しても、翌朝愛犬に散歩のために起こされるのでそれは「許してほしい」ことですね。そういうことありませんか?(坂本・長野を見る)
坂本:ぼくも犬を飼っていて、朝4時に起こされるので……
鈴木:4時!
長野:お散歩の後もう一回寝ないんですか?
坂本:流石に寝ます(笑)。

<公演情報>
パルコ・プロデュース2022『凍える』

作:ブライオニー・レイヴァリー
翻訳:平川大作
演出:栗山民也
出演:坂本昌行 / 長野里美 / 鈴木 杏

【公演日程】
東京:2022年10月2日(日)~24日(月) PARCO劇場
福島:2022年10月30日(日) いわき市芸術文化交流会館アリオス中劇場
兵庫:2022年11月3日(木)~ 6日(日) 兵庫県立芸術文化センター阪急 中ホール
豊橋:2022年11月10日(木)~13日(日) 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール
松本:2022年11月16日(水)~17日(木) まつもと市民芸術館 主ホール
新潟:2022年11月26日(土)~27日(日) りゅーとぴあ・劇場
北九州:2022年12月 3 日(土)~4日(日) 北九州芸術劇場 中劇場
沖縄:2022年12月10日(土)~11日(日) 那覇文化芸術劇場 なはーと

【キャスト】
ラルフ(連続殺人犯・小児性愛者):坂本昌行
ナンシー(娘のローナをラルフに殺される):長野里美
アニータ(精神科医):鈴木杏

公式サイト:
https://stage.parco.jp/program/kogoeru/

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