森崎ウィン・田代万里生、新妻聖子・濱田めぐみ、4通りの“二人ミュージカル”で紡ぐ家族愛の物語。『ジョン&ジェン』本日開幕

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AIざっくり要約

  • アンドリュー・リッパ作のミュージカル『ジョン&ジェン』が初演される。
  • 2組の俳優が姉弟や母子を演じ、物語は1985年から2023年と時代設定が変わる。
  • 家族愛や成長をテーマに楽曲とともに物語が展開される。

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『アダムス・ファミリー』『ビッグ・フィッシュ』といったヒット作を生み出したブロードウェイの作詞作曲家、アンドリュー・リッパが初めて手掛け、1995年と2015年のオフ・ブロードウェイで上演したミュージカル『ジョン&ジェン』。二人の俳優が、一幕では姉と弟を、二幕では母と息子を演じる二人芝居ならぬ“二人ミュージカル”が、本日12月9日(土)によみうり大手町ホールにて日本初演の幕を開ける。

物語の始まりは1985年のアメリカ。6歳の少女ジェンの家に弟ジョンが生まれ、二人は暴力をふるう父親のもと、支え合いながら成長する。10代になった二人の関係はギクシャクし始め、ジェンは大学進学を機に、引き留めようとするジョンの手を振り払って単身ニューヨークへ。やがて同時多発テロが起こり、二人の人生は大きく変わっていく――。そして時は流れ、2005年。ジェンは恋人との間に息子を授かり、弟にちなんでジョンと名付ける。弟の面影と重ねながら、手塩にかけて息子の世話をするジェンだったが、当のジョンは過保護な母親を疎ましく思い始めて……。

ジョン役とジェン役は、森崎ウィン/田代万里生と、新妻聖子/濱田めぐみのWキャスト。固定ペアではないため、約2週間の公演期間中に4通りの“ジョンとジェン”がお目見えすることとなる。チラシのキャッチコピーにあるように、「一つの舞台、二人の俳優、三つの人生、四通りの物語」が織りなされるというわけだ。

ミュージカル『ジョン&ジェン』より『It Took Me A While ようやく気付いた』(歌:森崎ウィン)

そして4人の実力派俳優を導くのは、東京大学文学部を卒業後、音楽座と劇団四季を経てロンドンとNYで演劇を学んだという異色の経歴を持つ市川洋二郎。国内外の舞台で演出・翻訳・歌唱指導などを手掛けるほか、俳優としても活動しており、2023年にはロンドンで製作されてオリヴィエ賞に輝いた『となりのトトロ』に中トトロ役で出演したことも記憶に新しい。リッパの音楽、4通りの家族の物語と共に、演出・翻訳・訳詞・ムーブメントをひとりで担う国際派クリエイターの手腕にも期待したい。

文:熊田音子

舞台写真&4人のコメント到着! 「皆様に最高のクリスマスプレゼントを」

森崎ウィン / ジョン(Wキャスト)
二人ミュージカル「John&Jen」
遂に開幕です。僕の人生初の二人ミュージカル。国を越えても、時代を越えても、普遍性を持つ家族の物語。この作品に出会い僕自身、とても勇気をもらえました。しかし、演じる上で向き合う事が多く、稽古場では悩みの毎日でした。でもこの作品を演じられる喜びも大きく、やっと開幕の日を迎えられると思うと、心臓の鼓動が、刻んだ事のない拍で進んでおります。それと同様に出会った事のない拍を持つ楽曲たち。皆様に触れてもらう事が非常に楽しみなんです。早く皆様にお届けしたい。でもどこか寂しいです。きっと始まったらあっという間に終わる。一回一回大事に心に刻んで、皆様に最高のクリスマスプレゼントをお渡し出来るよう、精一杯努めます。劇場でお会い出来る日を楽しみにお待ちしております。

田代万里生 / ジョン(Wキャスト)
ついに!記念すべき日本初演が開幕します! 衣装付き通し稽古を終え…これは一度観たら必ずもう一度観たくなり、きっと日本でも末長く愛される作品になると実感!
新脚本による今回の時代設定は1985年から2023年。僕と森崎ウィンさんが演じるジョン役は5歳児から19歳まで、 濱田めぐみさんと新妻聖子さんが演じるジェン役は11歳から44歳頃までを演じるのですが、共に子供時代からの成長過程を段階を経て見せていかなければならず、僕もこれまでの舞台経験をフル活用しながら役作りに取り組み、この唯一無 二な舞台に臨んでいます。
基本的に、役者のスタンバイや早着替えなどが全て舞台上で行われ、演じている役者が役に入っていく様子や、素でスタンバイしているところもあえて全て客席に魅せていくという市川洋二郎さんの挑戦的な演出。ピアノとチェロ、そして2名のパーカッションという、非常に珍しい組み合わせによる4人の小編成バンドの繊細な演奏にも、是非ご注目下さい。
とにかく2人が出ずっぱり、そしてどちらも見所や歌唱ナンバーが非常に多く、まさに全部盛り。2023年を締め括るのにぴったりな作品です。 劇場でお待ちしております!

新妻聖子 / ジェン(Wキャスト)
今作は2人芝居、それぞれダブルキャストで俳優は4人。
それなりにキャリアを積んできた平均年齢41.5歳のミュージカル俳優たちが、高校演劇さながらの熱量で全てをお客様の前にさらけ出します。シンプルに、すごい運動量です(笑)。
キーボード、チェロ、パーカッションの生演奏に乗せて、ミュージカルだけどミュージカルらしくない、独特な世界が展開されます。
私はジェンという女性の幼少期から壮年期までを、駆け足で演じていきます。
複雑怪奇なメロディに悪戦苦闘し、2人芝居の暗記分量に心折れながらも、毎日スッピンにジャージ姿で稽古場に通い続けた日々。なんとか初日まで辿り着きました。あとはお客様に楽しんで頂くのみ!
年末のお忙しい時期にご来場くださる皆様に感謝して。劇場でお待ちしております!!

濱田めぐみ / ジェン(Wキャスト)
今までにない試みで凄く刺激的です。
物語の中に沢山のメッセージが詰まっていると思います。
二人だけで繰り広げられる世界。
その時のリアルタイムな感覚を楽しんでいただけたらと思います。

ミュージカル『ジョン&ジェン』ダイジェスト映像

<ストーリー>
[第一幕]
1985年、6歳の少女ジェンの家に、ジョンが生まれる。弟を温かく歓迎するジェンは、暴力を振るう父親から守り抜くことを誓い、ふたりは支え合いながら成長する。

やがて10代になったふたりの関係は少しギクシャクし始めるが、ジェンが大学進学のため家を出る時になると、 ジョンは姉を引き留めようとする。しかし、自由を望むジェンは、振り払うように出ていってしまう。
NYに出てきたジェンは、刺激的な環境で生活を始める。一方で、ジョンは父親の影響を受け始める。やがて、アメリカ同時多発テロ事件が発生。それは、イラク戦争勃発の引き金となり、ふたりの人生をも大きく変えてしまうことになるのだった。

[第二幕]
時は流れ、2005年、ジェンは恋人ジェイソンとの間に息子を授かり、弟にちなんでジョンと名付ける。弟の面影を重ねながら、手塩にかけて息子の世話をするジェンだが、当の本人は過保護な母親を少し疎ましく思うのだった。
ジェイソンとの別れや父親との確執など、様々な問題を抱えながらも母親として必死に頑張るジェン。
一方で、母の期待とは裏腹に叔父のジョンとはまるで違った人間へと成長していく少年ジョン。
やがてジョンが大学への進学のために家を出ると決めた時、母子それぞれが、自らが抱える人生の問題と直面することになる。

<公演情報>
PARCO PRODUCE 2023
ミュージカル『ジョン&ジェン』

音楽:アンドリュー・リッパ
歌詞:トム・グリーンウォルド
脚本:トム・グリーンウォルド、アンドリュー・リッパ
演出・翻訳・訳詞・ムーブメント:市川洋二郎

出演:
森崎ウィン / 田代万里生(Wキャスト) ・新妻聖子 / 濱田めぐみ(Wキャスト)

【東京公演】
2023年12月9日(土)~12月24日(日)
会場:よみうり大手町ホール

【大阪公演】
2023年12月26日(火)~12月28日(木)
新歌舞伎座

チケット情報
https://w.pia.jp/t/johnandjen/

公式サイト
https://stage.parco.jp/program/johnandjen

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