『ターミネーター』最新作でシュワ&リンダ・ハミルトンが28年ぶり共演

『ターミネーター』最新作でシュワ&リンダ・ハミルトンが28年ぶり共演

アーノルド・シュワルツネッガー、リンダ・ハミルトン

通算6作目にして、シリーズ最高傑作の呼び声高い『ターミネーター2』の正統な続編『ターミネーター:ニュー・フェイト』(ティム・ミラー監督)。同作をひっさげ、シリーズのアイコンであるT-800を演じるアーノルド・シュワルツネッガー、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが来日し、取材に応じた。共演は『ターミネーター2』以来、28年ぶり。スクリーンにふたりが登場した瞬間、映画ファンなら誰しも熱き思いがこみ上げるはずだ。

「日本は熱心な映画ファンが多い国で、長年私の作品も応援してくれた。来るたび『I’LL BE BACK』と約束してきたが、今回もその約束を果たせてうれしい」と4年ぶり17回目の来日を喜ぶシュワルツネッガー。1984年に“起動”し、いまや30年を優に超える歴史を誇る人気シリーズだが「当時は想像もしなかった。映画会社も第1作はただのB級アクションだと思っていたから」と振り返る。

「私自身もT-800役には興味がなかったんだ。実を言うと(マイケル・ビーンが演じた)カイル・リース役を望んでいた。でも、生みの親であるジェームズ・キャメロンが私を信頼し、説得してくれた。今回は彼が製作に復帰してくれたし、改めて感謝したいね」

一方、ハミルトンは「今回の脚本に出会うまで、シリーズ復帰は考えていなかった」と明かす。「もちろん、サラとの出会いこそが、私の人生を決定づけてくれた。ここまで長い付き合いになるとは予測できなかったけれど(笑)。時が流れるにつれて、サラがどこで何をしていたか。そしてどんな運命(フェイト)と戦い続けてきたのか興味が湧いてきた。強い好奇心が後押しになったわ」と復帰を決意した心境を語った。

すでに予告編でも明らかになっているが、本作ではハミルトンが「I’LL BE BACK」というセリフを発するシーンがある。「そうなのよ。でも、本当に難しかった。だって、誰の記憶にもアーノルドの印象が強く残っているでしょ。何度もトライしたけれど、そのたびティムから『まだダメ。アーノルドみたいだよ』ってNGが出て(笑)」

そう語るハミルトンに対し、シュワルツネッガーは「リンダこそがアクションヒロインの基準を築き、彼女自身がそれを更新し続けた。そして今回も、すばらしいパフォーマンスを披露してくれた。体の動きも武器の扱いも完ぺき。圧倒されたし、改めて『ターミネーター』シリーズの象徴だと実感した」と最大限の敬意を払う。

来日に際し行われた記者会見では、シュワルツネッガーが「T-800を演じるのは、これが最後」と発言し、大きな話題を集めたが、インタビューでは次のように真意を語ってくれた。

「私としては、毎回『これが最後』という気持ちで臨んでいる。最終的には観客の皆さん次第だが、本作は伝えたいメッセージがしっかり伝わる、理想的な仕上がりだと自負している。だから、長かった物語はこれで幕切れだと意識している。死後、墓を掘り起こされ、私の遺骨を使った映画が作られるかもしれないけどね(笑)」(シュワルツネッガー)。そうは言っても、映画ファンが望むのは「I’LL BE BACK」の実現。まずはアーノルド・シュワルツネッガーとリンダ・ハミルトン、それぞれの「I’LL BE BACK」が刻まれた本作をスクリーンで体感してほしい。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』
11月8日(金) 全国ロードショー

取材・文・写真:内田涼

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