野田洋次郎、ヤン・イクチュンと共演した菅田将暉にジェラシー?

野田洋次郎、ヤン・イクチュンと共演した菅田将暉にジェラシー?

野田洋次郎、ヤン・イクチュン、松永大司

イクチュン演じる愛を知らない男と、愛を夢見た女子高生の邂逅を衝撃的なタッチで描き、2010年の日本公開時に“伝説の監督デビュー作”として熱狂的な支持を集め、数々の映画賞にも輝いた同作。

野田は「表現のすべてに妥協がなく、伝えたいことやエネルギーがあふれ出ていた。僕もそういうものが好きだし、表現者としてすごいと思う」と絶賛。野田を主演に迎え、『トイレのピエタ』(2015年)で商業映画デビューした松永監督は「撮る前に、イクチュンから『監督1本目は、絶対に妥協しちゃダメだ』と言われた。実際、洋次郎が言うように、『息もできない』はそういう映画」と受けた刺激を振り返った。

また、野田が「役者と監督、どっちが楽しい?」と質問すると、イクチュンは「もともと自分を解き放ちたいという思いから、俳優になりたかったが、最初はうまくいかず、演出の道を選んだ。演出は難しいけど、楽しいですね」と二足のわらじに込める思いを語った。

そんなイクチュンが、菅田将暉とダブル主演を果たした『あゝ、荒野』が10月から公開される予定だ。寺山修司の長編小説を原作に、見た目も性格も正反対の青年二人がリングに青春をかける姿を、前後篇5時間超えのスケールで描いたヒューマンドラマ。松永監督は「すごかった。ロジックじゃなくて本能で身体を動かし、表現するという点では、イクチュンと洋次郎は似ている」と評した。

それだけに、野田は「いきなり菅田将暉にやられて、びっくりして(笑)。いきなり飛ばされていったなって」と自分よりも先に、イクチュンと共演を果たした菅田に対し、思わず嫉妬心。この発言に、イクチュンは「もし共演できる機会があれば、僕がミュージシャン役、野田さんはゴロツキ役を(笑)お願いします」と提案していた。

取材・文・写真:内田 涼

『あゝ、荒野』

10月7日(土)前篇/10月21日(土)後篇

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