巨匠スタン・リーが解説! マーベル映画が成功し続ける理由

巨匠スタン・リーが解説! マーベル映画が成功し続ける理由

スタン・リー

次々にヒット作をリリースし続けるマーベル映画は、今年も『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『スパイダーマン:ホームカミング』『マイティ・ソー バトルロイヤル』をヒットさせた。マーベルの世界を創造した人物のひとりで、マーベル映画最多出演(!)の記録を誇る巨匠スタン・リーは、“あるポイント”を外さなければ、今後も観客に愛される作品をリリースし続けられると考えているようだ。

現在、マーベルの名誉会長を務めるリーは、『ファンタスティック・フォー』『スパイダーマン』『Xメン』など数々の作品の原作を手がけてきた巨匠で、映画では“製作総指揮”に名を連ねる一方で、様々な場面にゲスト出演し、ファンを喜ばせている。

マーベルは様々なキャラクターを主人公にした作品を公開し、数年に一度、ヒーローが集結する“アベンジャーズ”シリーズを展開して、各国の映画興行記録を塗り替えてきたが、2018年は『ブラックパンサー』『アントマン・アンド・ザ・ワスプ(原題)』の単独主演作と並んで、待望の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開が控えている。リーは、“アベンジャーズ”シリーズを描く上では「ヒーローひとりひとりが、それぞれ個人的な問題や葛藤を抱えている設定を用意することが最も大事だ」という。「そういったものを描かなければ、単にチームが一丸となって敵と戦うだけのつまらないストーリーになってしまうからね」

映画製作陣はリーの心配を吹き飛ばすべく、すでに公開されている作品を通じて周到に準備を重ねてきた。数々の作品に最大の敵サノスを登場させ、『シビル・ウォー』ではヒーローたちが対立。彼らの心にある不安やわだかまりを緊迫感をもって描き、先ごろ公開された『マイティ・ソー…』でも次回のアベンジャーズ映画への布石が打たれた。

リーはマーベル映画を率いるケヴィン・ファイギに絶大な信頼を寄せており「ファンがケヴィンに信頼を寄せるのは、いつも彼らの期待を決して裏切らない映画を届けてくれるからさ。これからも、ファンを心から満足させるような素晴らしい映画を提供し続ける限り、マーベル映画のファンのケヴィンに対する信頼が揺らぐことはないだろう」と断言する。

その上でリーは、マーベル作品を描く上で絶対に外せないポイントとして「現実とかけ離れた世界が舞台では、興味深いストーリーを語ることは出来ない」という。「我々と同じ世界・社会に存在し、我々と同じような悩みや不安や問題を抱えたヒーローたちだからこそ、誰もが共感できるんだと思うし“もしかしたら、大好きなヒーローにひょっこり出くわすかも……”なんて夢も広がるしね。みんなにとって見慣れた現実の世界を舞台にすることで、読者も観客もすんなり作品の世界に入り込むことが出来るというわけだ」

マーベル映画は舞台が宇宙になっても、多次元になっても、観客が暮らす世界と“地続き”の場所を舞台に、キャラクターひとりひとりの葛藤を描いてきた。来年のマーベル映画は、10年続くシリーズのクライマックスに向けた重要な作品が並ぶが、ファンは来年もマーベル映画を“身近な存在”と感じ、スクリーンで存分に楽しむことができそうだ。

『ブラックパンサー』

来年3月1日(木) 全国公開

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

来年4月27日(金) 全国公開

『アントマン・アンド・ザ・ワスプ(原題)』

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