『キングダム』佐藤信介監督、初のNetflix現場は「自由な気持ち」

『キングダム』佐藤信介監督、初のNetflix現場は「自由な気持ち」

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定額制動画配信サービス「Netflix」が9月7日、日本ローンチ5周年を迎えるにあたり、オンライン記者説明会を開催。Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」を手がける佐藤信介監督(『キングダム』)が出席し、「自由な気持ちで作れた。原点に立ち戻り、本当に面白いもの、楽しめるものは何だろうと考え続けた。ポストプロダクションの現場でも、予算よりもまずは『こうしたい』というものを提案してほしいと言われた」と初めて挑んだNetflixの製作現場を振り返った。

謎に満ちた荒廃世界に迷い込んだ主人公たちが、命懸けの“げぇむ”でサバイバルに挑むSFサバイバル。“げぇむ”に巻き込まれる有栖(アリス)良平を山崎賢人、アリスと出会う驚異の身体能力を持つクライマー・宇佐木(ウサギ)柚葉を土屋太鳳がダブル主演で演じる。

シリーズ全8話で構成され、撮影には5ヶ月を要したといい「ドラマではあるけれど、長い映画だと思ってほしいという部分が始まり、トーンやルックの統一を吟味した」と回想。「これだけの規模感で、8話シリーズを作り切ったのは、日本の映画史、ドラマ史でもなかなかないこと。ちょっと見たことないことが体感できるんじゃないかと思う」と強い手応えを示していた。

最新の4Kカメラで撮影が行われ、「劇場以上のクオリティで、CGの細やかさも(劇場の)2Kよりさらに繊細。音響は劇場と同じ5.1chなので、まさに新しい規格に向けて作った」。全世界同時配信については「映画祭や海外配給とは違い、各家庭に直結し選んで見られるのが大きい」と語った。代表作の1つである『BLEACH』が、海外ではNetflixオリジナルとして190ヶ国に独占配信されており、「アメリカでタクシーの運転者さんが、娘さんが作品の大ファンだと話してくれた」と実体験も明かしていた。

オンライン記者説明会には、坂本和隆氏(Netflix コンテンツ・アクイジション部門 ディレクター)が同席し、Netflixの国内有料メンバー数が、500万人を突破(2020年8月末時点)したことを報告。「これは通過点」と背筋を伸ばした。現在、全世界で50作品以上の日本発オリジナル作品(実写とアニメ含む)が配信されているが、「(日本発のオリジナル)実写は第2ステップ。見たことないものを届けるため、スタジオとして自由な作品づくり追求している」とし、2022年までに、さらにオリジナル実写15作品の配信を予定していることも発表した。

取材・文=内田涼

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