周防正行監督が全国行脚に出発「カツベン!」を北海道から全国へ!

周防正行監督が全国行脚に出発「カツベン!」を北海道から全国へ!

映画「カツベン!」をアピールするため全国行脚を行う周防正行監督。カメラマンのリクエストに照れながらもクラーク博士像と同じポーズに

周防正行監督が、12月13日(金)に全国公開する映画「カツベン!」をアピールするため47都道府県を回る全国行脚を行うことになり、6月13日に北海道・さっぽろ羊ヶ丘展望台で出発式を開催した。

本作は今からおよそ100年前、「映画(活動写真)」がまだサイレントでモノクロだった頃が舞台。日本では楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語をつくりあげ、観客たちを映画の世界に誘い、熱狂させていた活動弁士、通称“活弁”(カツベン)の活躍を描く。

活動弁士を夢見る青年が、とある小さな町の映画館に流れついたことから物語が始まる。超満員の映画館、隣町のライバル映画館、再会を果たした初恋相手、大金を狙う泥棒、ニセ活動弁士を追う警察までもを巻き込み、やがて事態は誰もが予想もしなかった展開を迎える。“アクション”“恋”“笑い”の要素を織り交ぜたノンストップエンターテインメント。

主演を務めるのは、「MEN'S NON-NO」(集英社)専属モデルとして活躍し、「劇場版コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−」(2018年)に出演するなど、さまざまな分野で活躍する成田凌。本作が、映画初主演となる。

また、ヒロインの黒島結菜の他、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊と実力派俳優が脇を固め、周防作品おなじみのキャスト、竹中直人、渡辺えり、小日向文世も登場する。

■ 映画の原点

周防監督は「“活動写真”というものが日本に入ってきた時、写真が動くということで、当時の人にとっては最先端エンターテインメントだったんですね。これが映画のスタート。日本人はどういう一歩目を切ったのか。そういうことを多くの人は知らない。スクリーンの横に人が立って、解説しながら見せた。その解説する人を“活動弁士”と言っていたことを、多くの人は知らないし、僕自身も100年以上も前のことですから、どういう上映だったのかは分からない。今、これだけ映画館に人が集まって映画を楽しんでいる。それの最初の地点がどういうものだったのかを僕自身も知りたいし、皆さんにも知ってもらいたい」と、今作への思いを熱く語る。

全国行脚することについては、「宣伝部の意向です」と笑いを誘ったが、「『それでもボクはやってない』(2007年)の時にも、日本全国あっちこっちという感じで行って、法律の話をしたんですね。各地の法学部の学生と試写会をやって、その後にディスカッションをするというのが、すごく面白かったんです。今回は映画の原点についてなので、いろんな場所で映画についての話をいろんな人とできるのを楽しみにしています。今回の行程の中に大学生と直接話をする機会もありますので、そういう意味では日本全国いろんな人と話せるのは楽しみです」と期待。

「取材を受けながら僕自身も活動弁士、活動映画ってどういうものだったかなって反すうしながら皆さんに伝えていくので、47都道府県を周った最後にはどんな話になっているかなって楽しみです。活動弁士も初日と最後の日は説明がかなり違ったそうなので、(自分も)これからどんなふうに変わっていくのかなって。しゃべりながらこの映画のポイントが自分の中でもっとはっきりしていくんだろうなって思います」と語った。

「1895年にリュミエール兄弟がパリで(初の実写)映画を上映して、そこからあっという間に世界に広がったと思うんですね。ですから、今回の『カツベン!』という映画も北海道からスタートして、あっという間に日本全国に伝わるように頑張っていきたい。それくらいの衝撃を与えるように頑張りたいと思います」と、フロンティアスピリットの精神を全国に伝えていきたいという思いから建立されたクラーク博士像の前で意気込みを見せ、全国に「カツベン!」、そして“活動写真”や“活動弁士”を伝える旅をスタートさせた。(ザテレビジョン)

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