高級デパート「ハロッズ」、ダイアナ妃とドディの記念像の行方は?

高級デパート「ハロッズ」、ダイアナ妃とドディの記念像の行方は?

昨年で没後20年を迎えたダイアナ妃

1834年創業という長い歴史を持つロンドンの老舗デパート「ハロッズ」は、ロンドン市内の有名な観光地の一つだ。英国内最大の売り場面積を誇る豪華な建物のみならず、店内に設置されているダイアナ元妃と恋人ドディ・アルファイド氏の記念碑も、観光客の撮影スポットとして人気を集めている。

ところが先日、ハロッズの現取締役が「ダイアナ元妃とドディの記念像を店舗から撤去し、アルファイド氏に返却する」と発表。今やロンドン名物の一つとなった記念像は、近い将来ハロッズから姿を消すことになるようだ。

1997年8月、ダイアナ元妃と当時の恋人、ドディが交通事故で死亡し、悲報が世界中を駆け巡った。時を置かずして、ドディの父で、当時ハロッズのオーナーだったモハメド・アルファイド氏は、2人の写真の入った記念碑をハロッズ店内に設置。英王室はこの行為に憤慨したが、弔意を示す人々は引きも切らず、メモリアル・コーナーは人気の観光スポットとなった。

2005年には、ダイアナ元妃とドディが手を取り合って走る姿のブロンズ像「汚れなき犠牲者」が新たに設置された。「安っぽい」「悪趣味」といまだに悪評だが、こちらも撮影スポットとして人気を集めている。その5年後、ハロッズはカタールの政府系投資機関に売却され、アルファイド氏は引退。現在はモロッコで隠居生活を送っているという。

ダイアナ元妃没後20年だった昨年、ウィリアム王子とヘンリー王子は、ケンジントン宮殿内に母の公式記念像を設けると発表。この報を受け、現ハロッズオーナーのマイケル・ウォード氏は、ハロッズ内にあるブロンズ像をアルファイド氏に返却するのはこの機を措いて他にないと説明した。ダイアナ元妃の追悼が王子たち自身の手に委ねられるようになった今、ハロッズからアルファイド色が一掃される動きも、時代の流れと言えるだろう。(Movie Walker・UK在住/シャオ)

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