映画界一の異才!?デヴィッド・リンチが語るアートワークの源泉

映画界一の異才!?デヴィッド・リンチが語るアートワークの源泉

才能を持て余した美術学生時代から奇才監督と呼ばれる現在まで、デヴィッド・リンチの創作の全てが語られる

いまだカルト的人気を誇る、映画『イレイザーヘッド』(77)や『エレファント・マン』(80)、『マルホランド・ドライブ』(01)、世界中で大ヒットを記録したテレビドラマ「ツイン・ピークス」(90-91)でもメガホンを取ったデヴィッド・リンチ。第70回カンヌ国際映画祭(2017年)では、続編「ツイン・ピークス The Return」(17)が新作ドラマとしては異例の“特別上映”として迎えられ、世界中の映画ファンやドラマファンを再び熱狂させた。同年5月には “映画監督引退”を表明したものの、現在でも絵画・写真・音楽など様々な分野で活躍。そんな異才の創造の源泉に迫ったドキュメンタリー映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』が1月27日(土)より公開される。

■ 作風に影響を与えた幼少期のエピソードも

本作はハリウッドにあるリンチの自宅兼アトリエでの25時間にも及ぶインタビューと、幼少期から青年期までのプライベートフィルムや写真、そして彼が制作した美術作品などで構成。幼い日の母との思い出、子供のころに遭遇した夢とも現実ともつかぬ不思議な体験などをリラックスした雰囲気でリンチが語る。「ツイン・ピークス」を思わせる小さな田舎町で過ごした幼少期や、リンチが「恐怖がたれ込める意地の悪い街」と表現するフィラデルフィアで創作活動に没頭した青年期など、彼のこれまでの作品を彷彿させるようなエピソードが次々と披露されていく。

■ リンチファンはもちろん、ビギナーにもおすすめ!

インタビューでは滅多に心を開かないことで知られるリンチの実像に迫ったのは、これまで2本のリンチのドキュメンタリーを手掛けたジョン・グエン。さらに共同監督として映像作家・脚本家としても活躍するオリヴィア・ネールガード=ホルム、そして正体を明かせない偽名監督リック・バーンズが名を連ねる。“正体を明かせない偽名の監督”が製作に参加しているあたりがなんともリンチ作品的でおもしろい。

1976年の映画監督デビュー以降、世界中のアーティストにインスピレーションを与えてきたデヴィッド・リンチ。今回のドキュメンタリーは、彼のファンにはたまらない内容であることはもちろんのこと、まだリンチ作品に触れていないという人には、格好の入門編になるのは間違いない。(Movie Walker・文/トライワークス)

この記事の続きを読む

関連記事(外部サイト)