「怖くて脚本を読むのも大変」岡田准一がホラー映画で中島哲也監督と初タッグ

「怖くて脚本を読むのも大変」岡田准一がホラー映画で中島哲也監督と初タッグ

『来る』出演する(左から)妻夫木聡、黒木華、岡田准一、小松菜奈、松たか子

第22回日本ホラー大賞にて大賞を受賞、宮部みゆきらに絶賛を浴びた澤村伊智著の小説「ぼぎわんが、来る」を、『嫌われ松子の一生』(06)『告白』(10)の鬼才・中島哲也監督が映画化。岡田准一を主演に迎え『来る』というタイトルで、2019年に公開されることが発表された。

『来る』は、正体不明の“それ”に狙われた人物と共に、岡田扮するフリーライターの野崎や強い霊感をもつ者たちが対峙する物語。愛する妻・香奈(黒木華)と幼い娘・知紗と暮らす田原秀樹(妻夫木聡)の周囲で不可解な出来事が起こりだす。“何かに狙われているのでは?”と恐れた秀樹は、知人の紹介で野崎と、強い霊感を持つ野崎の恋人・真琴(小松菜奈)と知り合うが“それ”を感知した真琴はその強大さを思い知る。

得体の知れぬ“それ”は2年前に秀樹の会社を訪れ、取り次いだ後輩が謎の死を遂げていた。その時は正体がわからぬまま「チサさんのことで」と、妊娠した香奈と喜び勇んでつけたばかりの、2人しか知らないはずの知紗の名を告げていた。やがて“それ”との決着をつけるため、真琴の姉で国内一の霊媒師・琴子(松たか子)をはじめ神社の神職、沖縄のユタなど全国から猛者が集結。クリスマスの夜、「…来る」と琴子が告げ“それ”との戦いが始まる。

「ぼぎわんが、来る」は、得体の知れぬ脅威が忍び寄る“王道の恐怖”と、正義だと思っていた人間が、角度を変えてみたら全くの別人に変わる“人間の怖さ”をリンクさせた二重の恐怖を綴り高評価を受けた作品。原作を読んだ中島監督は「映画化したい」と1年以上を費やし自ら脚本を執筆。岸田國士戯曲賞、向田邦子賞をW受賞した劇作家・岩井秀人も共同脚本で参加し、原作の魅力はそのままに“人間の闇”をエンターテイメントへ昇華させてきた監督らしい企画が始動した。

主演の岡田は「中島監督とお仕事させていただくことを光栄に思っております」と初タッグを喜ぶ一方、「中島監督のホラーということで、怖くて脚本を読むのも大変ですが、作品の中で野崎として生きていけるように頑張ります」と、自分自身も作品の恐怖に慄いていることを告白した。

また妻夫木聡、松たか子、小松菜奈と共演陣には、これまで中島作品に出演してきた面々が結集。3作目の監督作品出演となる妻夫木は「監督の作り上げる世界は幻想的でも現実的でもあり、いろんな感情が渦巻いた世界の中で生きることをいつも楽しませて頂いています。本当に怖いものはもしかしたら…と思うような結末は新しいホラーの形となることを確信しています」と意味深なコメントを寄せている。

岡田も怖れる“それ”とはいったい何なのか?そして中島監督が“それ”をどう描き、私たちを怖がらせるのか?公開が待ち遠しい一作の続報を期待して待とう。(Movie Walker・文/トライワークス)

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