「ゆうばり映画祭」最終日、若手監督が瀬々敬久監督を襲撃!?「ファンタランド大賞」は上田慎一郎監督の手に

「ゆうばり映画祭」最終日、若手監督が瀬々敬久監督を襲撃!?「ファンタランド大賞」は上田慎一郎監督の手に

審査員特別賞に輝いた鳴瀬監督が、審査委員長の瀬々監督を襲撃!

3月15日よりスタートした「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」が、昨日19日に最終日を迎えた。

最終日の目玉企画である、市民の手作りのもてなしによる“さよならビュッフェ”は例年、地元の主婦たちがが前日から仕込んだ絶品の鮭汁を中心に、心づくしの料理が来場者を楽しませる。

会場内では、至るところで審査員と映画祭参加者、ファンの交流が見られ“ゆうばり”ならではの映画を通じた交流を惜しむように会話が弾み、終始笑い声が絶えなかった。

なかでも、審査委員長の瀬々敬久監督は昨日までの張りつめていた緊張感をほぐすように、積極的に若手と交流。『ED あるいは (君がもたらす予期せぬ勃起)』でグランプリを獲得した西口洸監督、審査員特別賞に輝いた『温泉しかばね芸者』の鳴瀬聖人監督の、大阪芸大先輩後輩コンビと歓談する瀬々監督に記者がカメラを向けると、率先しておどけた姿を披露するサービスぶりで、未来の映画界を担う才能との触れ合いを心から楽しんでいるように映った。

ビュッフェの後半には、映画祭に参加したゆうばり市民や一般客が選ぶ「ゆうばりファンタランド大賞」ほか各賞が発表。市民アンケートで一番の高評価を獲得した上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』が本年度の大賞に選ばれた。

上田監督は「実は12時のバスに乗る予定だったんですが、スタッフの方に『ちょっとあるから戻ってきてくれ』と言われたので、なにかあるのかな?とは思っていたのですが、突然のことで驚いています」と、思いがけない受賞の喜びを表現。

「僕は観てくれた方を絶対に楽しませるぞ、笑わせるぞ、と思って映画を作っているので、賞をいただけてうれしいです。6月には東京で公開されるので、ぜひまた観てください!」と語り、ともに会場に舞い戻った出演者たちと、満面の笑顔で記念撮影を行った。

ほか、人物賞には『スティルライフオブメモリーズ』を出品した矢崎仁司監督が、イベント賞には『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』と『羅生門 デジタル完全版』の上映を実施した「三船敏郎レトロスペクティブ企画」、ゆうばり市民賞には中みね子監督の『ゆずり葉の頃』が選出。

本年度総来場者数は延べ1万2522人と、初日はあいにくの雨に見舞われたが、昨年を上回る動員を記録。2020年に控える記念すべき30回目の開催に向けて大きく弾みをつけた。(Movie Walker・取材・文/編集部)

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