“アジアのアカデミー賞”で、妥協なしの本物が宿る『空海−KU-KAI−』が最多4冠!

“アジアのアカデミー賞”で、妥協なしの本物が宿る『空海−KU-KAI−』が最多4冠!

『空海−KU-KAI−』で最優秀視覚効果賞を受賞した石井教雄

“アジアのアカデミー賞”とも言われる第12回アジア・フィルム・アワードで『空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』(公開中)が最多4部門を受賞。3月17日にマカオで授賞式が開催された。

日中共同製作ならではの豪華スタッフが集った本作。最優秀助演女優賞(キティ・チャン)のほか、最優秀衣装デザイン賞(チェン・トンシュン)、最優秀美術賞(トゥ・ナン、ルー・ウェイ)、最優秀視覚効果賞(石井教雄)を勝ち取った。VFXディレクターの石井教雄は、「陰陽師」シリーズや『海猿 ウミザル』(04)ほか、数々の映画作品のVFXを手掛けてきた人物。「こんな素敵な賞をいただいて、ありがとうございます。このような機会を与えてくれたチェン(・カイコー)監督に、大変感謝しております」と、トロフィーを手に大きくガッツポーズ。

色鮮やかな映像センスに定評があるチェン・カイコー監督は、5年の歳月をかけて広大なオープンセットを作り、美しい都・長安を再現。毛並みまで自然な妖猫のCG表現にもこだわり抜いた。妥協なしの“本物らしさ”にあふれた世界観が評価された結果と言えそうだ。

アジア・フィルム・アワードは、アジアの26の国と地域から選出された映画を対象とした映画賞。本年の審査委員長は『少林サッカー』(01)などで知られるチャウ・シンチーが務めた。

さらに、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の石井裕也監督が最優秀監督賞を受賞。石井監督は、第2回アジア・フィルム・アワードで新人監督に贈られたエドワード・ヤン賞を受賞しており、「10年前に新人監督賞をもらったことがすごく励みになり、自信になり、勇気づけられました。なので、ここで受賞できるということには、格別な思いがあります」と喜びを噛みしめた。さらに『あゝ、荒野』のヤン・イクチュンが最優秀助演男優賞を受賞、久石譲が香港・中国合作映画『Our Time Will Come(英題)』で最優秀作曲賞に選ばれた。

第12回となる今年、日本映画からは是枝裕和監督作『三度目の殺人』が作品賞、編集賞、助演女優賞(広瀬すず)に、『彼女がその名を知らない鳥たち』が助演女優賞(蒼井優)にノミネートされていた。今年から新人監督賞とアクション作品賞が新設され、『あゝ、荒野』の岸善幸監督(新人監督賞)に、木村拓哉主演の『無限の住人』(アクション作品賞)も候補となっていた。

日本国内では興行収入13億円を超え、依然ヒットを記録中の『空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』。“アジアのアカデミー賞”を受賞した絢爛豪華な歴史絵巻を、ぜひスクリーンで堪能してほしい。(Movie Walker・文/編集部)

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