「大切な誰かを思い浮かべながら観て欲しい」……『HiGH&LOW THE RED RAIN』ヒロイン役の吉本実憂

「大切な誰かを思い浮かべながら観て欲しい」……『HiGH&LOW THE RED RAIN』ヒロイン役の吉本実憂

「大切な誰かを思い浮かべながら観て欲しい」……『HiGH&LOW THE RED RAIN』ヒロイン役の吉本実憂

 8日にロードショーとなった『HiGH&LOW THE RED RAIN』。公開3日目にしてて約30万人動員している。

 同作品にはTAKAHIROほか、登坂広臣、斎藤工らが出演ているが、新キャストとして登場しているのがヒロイン・成瀬愛華役の吉本実憂。一年前に突如姿を消した兄・雨宮尊龍(斎藤工)の行方の手がかりを知るキーパーソンとなる。成瀬愛華役や共演者について吉本実憂が語った。

──『HiGH&LOW THE RED RAIN』で吉本さんが演じた成瀬愛華は、上園会に囚われかけたところを尊龍に救われ、やがて雅貴・広斗と彼の行方を追うことになります。演じるにあたってはどのような準備を?

吉本:台本には書かれていない部分も含めて、これでもかというくらい細かくバックグラウンドを想像しました。例えば、彼女は弁護士の父親に男手一つで育てられた設定ですが、「お母さんはいつ、どうして亡くなったんだろう……」とか。強がってるわりには繊細そうだけど、「愛華ってカレシいたことあるのかな?」とか。もちろんストーリーとは直接関係ありませんが、自分の中にそういう細かい積み重ねがないと、物語の中でちゃんと愛華として生きられない気がしたんです。圧倒的な存在感のある尊龍さん、雅貴さん、広斗さんに対し、いなくてもいい登場人物になってしまうのは絶対イヤだったので、そこは必死で頑張りました。

──実際に演じてみた感想はいかがですか?

吉本:実は今回、クランクイン前にTAKAHIROさん、登坂さん、山口(雄大)監督と一緒にホン読みをさせていただけたんです。ほぼ初対面だったので、すごく緊張してたはずなんですけど、そんなことも意識できないくらい必死で……。一人で迷ってた点を思い切って質問してみたり、雅貴・広斗と愛華の掛け合いのパートを演じたりすることができました。それで自分なりに軸が見つかったというか、現場では自然と役に入れた気がします。よく覚えているのはホン読みの際に、役作り用のノートをTAKAHIROさんに見られちゃったこと(笑)。映画の雅貴みたいな口調で「めっちゃ書いてるじゃん!」と明るく言ってくださって……。それでこわばってた気持ちが、スーッと楽になりました。

――TAKAHIROさん、登坂さんとは現場でどんなやりとりを?

吉本:お二人ともすごく気さくな方で、映画の中に出てくる雅貴、広斗、愛華とほとんど同じ雰囲気で接してくださいました。撮影の途中からは、TAKAHIROさんの言葉に私がツッコミを入れ、それを登坂さんが冷静に受け流すのがお約束のネタみたいになって(笑)。私が緊張しない空気を作ってくださったんだと思います。TAKAHIROさんと登坂さんは本当に仲がよくて。カメラが回ってないときも、ほとんど雅貴と広斗の会話を見ている感じなんですよね。だから私も安心して、お芝居以外の時間も愛華の気持ちでお二人とお話しすることができました。

──尊龍を演じた斎藤工さんとも、やはり今回が初の共演ですね。

吉本:はい。斎藤さんは今回、私たち三人より少し遅れて海外の現場に入られたんですが、本当に、私が勝手に思い描いていた尊龍のイメージそのもので……。すごく驚きましたし、安心しました。ご本人も現場では役の雰囲気をずっと保っておられて、私が何とか愛華として生きられたのは斎藤さんのおかげだと思います。それだけに尊龍が不在のシーンを撮っている期間はきつかった(笑)。恋愛感情とはちょっと違うと思うんですが、自分を救ってくれた尊龍に対して、愛華は言葉で説明できない憧れみたいな感情を抱いている。出会ったばかりの雅貴、広斗と行動を共にするのも二人のどこかに尊龍さんの面影──強さと優しさを感じたからだと思うんです。

──最後に改めて、吉本さんにとって『HiGH&LOW THE RED RAIN』の魅力とは?

吉本:いろんな愛が詰まってるところです。雨宮三兄弟の絆はもちろん、成瀬家の親子愛もそうですし、この映画には、人が誰かを想う気持ちがいっぱい描かれてます。だから観客の方が、自分にとって大切な誰かを思い浮かべながらこの映画を観てくださったら、これ以上嬉しいことはないですね。

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