男女差が大きいロシア人の平均寿命 男性は68.2歳でプーチン氏は?

2022年2月24日にロシアがウクライナに軍事侵攻。当初2日間で戦闘が終わりウクライナが降伏するという分析もありましたが、ウクライナ軍の頑強な抵抗などがあり、首都キーウ(キエフ)をはじめとする主要都市を陥落させるには至っていません。軍事侵攻を決断したロシアのウラジミール・プーチン大統領については、アメリカのルビオ上院議員がTwitterで「何かがおかしい」とツイートするなど、精神状態や健康不安を示唆する声が上がっています。

ところで、ロシア人の平均寿命は何歳なのでしょうか? 世界保健機関(WHO)の2021年報告書によると、2019年のロシアは73.2歳で183ヵ国中96位。1位の日本の84.3歳とは約11歳の差があります。ロシアの場合、男女差が大きいのも特徴で、女性が78.0歳なのに対して男性は68.2歳。1952年10月7日生まれのプーチン氏は現在69歳です。

2014年に発表されたオックスフォード大学などの研究によれば、ロシア人男性のうち55歳を迎える前に死亡する人は1/4にのぼり、ウォッカなどアルコールに関連しているとされます。これはソビエト連邦時代から問題視されており、1985年にミハイル・ゴルバチョフ氏が書記長になった際に反アルコールキャンペーンを展開して、一時的に平均寿命が伸びた時期がありますが、1991年のソ連崩壊以降の社会混乱により、一時は男性の平均寿命が57.6歳まで落ち込んでいます。プーチン氏が政権を掌握した2000年代に入ってからロシア人の平均寿命は伸びてはいますが、今回のウクライナ侵攻により、傾向が変わる可能性は高いのではないでしょうか。

※画像はACより

(執筆者: ふじいりょう)