無断転載や過激な二次創作が横行も運営が対応せず チャット小説サイト『テラーノベル』が炎上状態に

2017年より運営されているチャット小説サイト『テラーノベル(Teller Novel)』で、無断転載などの問題行為が横行しているとあるTwitterユーザーが指摘。2022年7月18日になって運営会社が違反作品の対応の遅さや経理侵害作品通報の煩雑さについて謝罪する事態になっています。

『テラーノベル』で問題視されているのは、以下の行為。

・小中学生が利用するアプリにも関わらず、過激なR18作品が多数掲載されている。・サムネイルやアイコン画像に無断利用が多く、ユーザーに注意しても消してもらえない上に、Google検索で「テラー 原作名」でテラーの画像としてヒットされる。・通報しても運営が対応してくれない。・運営が『TikTok』での拡散を推奨しており、無断転載が広がる恐れがある。・実在の人物を題材にした夢作品・BL作品が多い。

他のユーザーからも「公式絵をサムネにしていて無法地帯」「スラム街」「『漫画村』並のダメダメサービス」といった声が多数上がっており、実際にイラストの原作者から「一切使用許可は出してない」といった表明も見られます。

こういった告発を受けて、『テラーノベル』は「運営体制に関するご説明」を発表。「弊社は創作物を生み出す場を提供する者として、テラーノベル内の作家、そしてあらゆるクリエイターの方々の創作活動が守られることを第一に考えております」といい、「これまでも、創作活動の場、そしてクリエイターのみなさまを守るため、ユーザから通報いただいた作品に関して、事実関係が確認できたものについては削除対応を行っており、弊社として判断が難しいものにつきましてもプロバイダー責任制限法に基づき対応を行ってまいりました」と主張。その上で、次のように謝罪しています。

しかしながら、この度ユーザのみなさまからご指摘いただいたように、ガイドラインに違反している作品への対応が遅い、権利侵害の通報に関するフローが煩雑である点等、弊社の運営体制に起因してクリエイターのみなさまにご不安な思いをおかけしてしまっておりました。この点に関し、弊社としても深く反省するとともにお詫び申し上げます。

今後、真にクリエイターのみなさまが安心してご利用いただけるプラットフォームを実現するため、監視人員のさらなる増強やサイトパトロールの強化、権利侵害通報フローの簡素化、ウェブでの通報機能追加等を行ってまいります。

何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

『テラーノベル』の場合、権利侵害の通報にはプロバイダー責任法に基づいた書類の提出を求めており、被害者が本人確認書類や印鑑証明書を出さなければならず、先のユーザーは「おかしい」という指摘していました。

また、おっしゃるような削除依頼法があること自体は存じ上げています。ただ、どう考えても現在テラーで起こっている無断転載に、ここに書いてある必要書類の全てが必要だとは考えられません。転載された被害者が「本人確認書類」まで必要って、ちょっとおかしいですよね。

「運営体制に関するご説明」発表後も「責任逃れにしか見えない」「何一つ信用できない」「本当に解決する気があるのか」と批判が噴出しているほか、「いったんサービス休止すべき」という意見が多数寄せられています。

『テラー』は2014年に設立されたDMMグループのピックアップ株式会社が2017年7月にサービスを開始。2022年1月1日に代表取締役の蜂谷宣人氏がDMMが保有する全株式の買収して独立。社名をテラーノベルに変更しています。

蜂谷氏はDeNAに入社後にキュレーションアプリ『MERY』を運営していたペロリに出向。ライブプラットフォーム運営会社のミラティブを経て、ピックアップに入社。COOとして『テラー』の事業責任者を務めていました。

株式会社テラーノベルhttps://corp.tellernovel.com/ [リンク]

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