日本学術会議任命見送りに三浦瑠麗氏「禍根を残す」 井上信治大臣・平井卓也大臣はコメントせず

人文・社会科学、生命科学、理学・工学の科学者を代表する国の特別機関の日本学術会議が推薦した候補105名のうち、6人について菅義偉総理大臣が任命しなかったことについて、波紋が広がっています。報道によると、任命されなかったのは松宮孝明立命館大学教授、小沢隆一東京慈恵医大学教授、岡田正則早稲田大学教授、宇野重規東京大学教授、加藤陽子東京大学教授、芦名定道京都大学教授で、安全保障関連法に反対する立場なために外されたと見られています。

国際政治学者の三浦瑠麗氏(@lullymiura)は、この決定について「禍根を残す」「学者の政治的意見で選別すべきでない」と批判的なツイートを投稿しています。

学術会議の任命にあたり6人を排除したことは禍根を残すだろう。
私の隣接分野からいえば宇野重規さん、加藤陽子さんは書き手としても優れた方だが、そもそも彼らの本など読んだこともないだろう人々が、何らかの記事をもとに名簿を浚い問題アリのチェックでも入れたのだろう。

業績の中身を知りもしない人間が新聞記事程度の情報をもとに、こういうつまらない口出しをやり出したとき、社会は劣化する。学者の政治的意見で選別すべきでない。学問の自由というのは学者が必ず正しいということではなくて、不味かろうが美味かろうがパン職人にパンを作らせろということだ。

科学技術を所管する井上信治内閣府特命大臣は、2020年10月2日の記者会見で、「科学技術担当大臣として、日本学術会議の事務に関しては所管していますが、日本学術会議が推薦して、これに基づいて内閣総理大臣が任命するということで、この推薦と任命には関わっていませんので、内容については承知しておりませんのでコメントできません」と自身の立場を説明。

また、平井卓也デジタル改革担当大臣も、「このことはあまりよく存じ上げない。1年前は担当する大臣だったので所管していましたが、特段私の方からはコメントする立場にないので控えさせて頂きたいと思います」とコメントを避けています。

ネット上でも「説明責任があるのでは?」という声が多数上がっていたこの任命問題。政府の情報公開という面でも、そのプロセスが明らかになることが求められるのではないでしょうか。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/lullymiura/status/1311771522789371905 [リンク]

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