「死ぬほど刺さる」「トレンドワードを追いすぎてしまう」 マンガ『情報を集めすぎた「情報弱者」のお話』に学べること多し

テレビ・新聞・雑誌などからネット記事、SNSなど……さまざまな情報が溢れかえっていて、知らずしらずのうちに頭がいっぱいになりがちな現代社会。

『びわっこ自転車旅行記』『弓道研鑽録』などの作者で、崖っぷち漫画家志望者の猛岡に女子高生漫画家のなお先生が教えに来る『漫画家庭教師なお先生』を発表している大塚志郎さん(@shiro_otsuka)がTwitterで公開した『情報を集めすぎた「情報弱者」のお話』では、なお先生が情報過多のデメリットを説いています。

TVやネットで流れるプロの芸人さんや変わり者、スポーツ選手の活躍、事件事故の報道……。そこから学べることはたくさんありますが、「しかし…『見過ぎ』には注意してください」というなお先生。「テレビやネットなどの『情報』を見すぎると…『情報弱者』になってしまいます」と断言され、「え?見すぎでなるんですか?逆じゃ…?」という猛岡に「それが違います!」といい、「今の時代、情報は…『洪水』です。現代において『たくさん知る』は簡単です」と語ります。

「情報弱者というのは物を知らない事だけではなく……目の前の情報が自分にとって必要か不要か判断できない人です!そういう人は……自分にとって不要な情報に心乱され時間と心を消費してしまいます!……それも一種の『情報弱者』です!」と説明するなお先生。「それはゴミ屋敷の住人がゴミをさらに拾ってくるのと同じです。本人にとっては必要と思っていてもゴミです。無駄な多情報は『今自分がすべきこと』の邪魔になってしまうのです!」といい、「ニュースなどは軽く流せないなら見ない方がいいのです」と断言。「見ちゃダメなんですか…?」「はい!新型ウイルスや政治問題・世界情勢・殺人・年金・災害…とても重要な事ですが、ほとんど自分に解決できない情報です」と解きます。

「不要な情報の山に埋もれてしまうのが現代人の悩みです!心が知識と情報でゴミ屋敷と化しています!さあ整頓しましょう!」と促すなお先生。「自分に関わりのない情報から…捨てるのです!」といいます。「知りすぎ、考えすぎに注意!それも『情報弱者』です。最も大事なことは『今すべき事』『自分がやれる事』」という教訓は、漫画賞を目指す人以外にも学ぶべきところがあるように感じます。

この話を描いた理由について、「情報を集めすぎた『情報弱者』という言葉が思いついた時です。こういう世間の印象と反対の言葉が思いつけた時はだいたいマンガにしてます」という大塚さん。「情報は『集めるもの』でたくさん持ってれば持ってるほど良いものだと思われがちですが、実際はマンガで描いたように情報を精査して、情報を元に何か行動を起こすまでが大切なのに、大多数がそうしてないし、出来ていないと思います。情報のみたくさん集めてる頭でっかちが現代にはたくさんいます。僕もその一人なので、自戒の意味も入ってます」と語ります。

とはいえ、情報を遮断するのはなかなか難しいですが、大塚さんは「情報はどうしても入ってきます。ただ、情報で落ち込む・怒る・不安・焦るなどはできるだけしないように心がけます。あと、情報のみで何かを『やめる』というのも出来るだけしません。情報のみで後ろ向きな行動をとらないようにしてます」といいます。

「死ぬほど刺さる」「SNSでトレンドワード追いかけすぎるのは問題」という反応があったほか、「自分に関わりのない情報を事前には分からないのでは?」という疑問も上がっていたこのエピソード。大塚さんは「かなりの人が共感してくれたので、現代が『情報過多時代』というのはみんな感じてるんだと思います。ともかく現代は情報が多すぎて、精査して自分に今必要な情報を探すのが大事だと思います」と話してくれました。

この「情報弱者の話」はダウンロード販売中の『漫画家庭教師なお先生』に収録。2021年2月には紙版がとらのあな・メロンブックスで発売されます。大塚さんは「漫画家志望さんはもちろん、職活中の人や、企業しようと思ってる人、学生さんに伝わるような、挑戦してる時のメンタルコントロールや手順などエンタメ要素を交えて描いておりますのでぜひよろしくお願いします!」というので、気になる人はチェックしてみてください。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/shiro_otsuka [リンク]

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