マシュー・マコノヒーが大麻王に!?『ジェントルメン』で“あの頃のガイ・リッチー映画”が帰ってきた! 豪華配役に武者震い必至

マシュー・マコノヒーが大麻王に!?『ジェントルメン』で“あの頃のガイ・リッチー映画”が帰ってきた! 豪華配役に武者震い必至
『ジェントルメン』© 2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

■粗野でゲスいガイ・リッチーが帰ってきた!

みんな大好き“ギャングスタ映画のガイ・リッチー”が帰ってきた! 2021年5月7日(金)公開の『ジェントルメン』は、マシュー・マコノヒーチャーリー・ハナムコリン・ファレルヘンリー・ゴールディングヒュー・グラントという超豪華キャストによる、“あの頃のリッチー映画”が堪能できるスタイリッシュなクライム・(コメディ・)サスペンスだ。

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■大麻王が現役引退! 腹心やゲス探偵、ライバルたちはどう動く!?

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)や『スナッチ』(2000年)で映画ファンの信頼を勝ち取り、ロバート・ダウニー・Jr&ジュード・ロウの『シャーロック・ホームズ』シリーズ(2009年〜)でも熱狂的な支持を得たガイ・リッチー監督。実写版『アラジン』(2019年)など謎の作品チョイスでファンを困惑させたこともあったが、『ジェントルメン』は2000年前後のリッチー節が炸裂した期待通りの快作である。

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ジャスミンはバリキャリ発言、ジーニーは陽気なラッパーに!? ガイ・リッチーが手がける新生『アラジン』

マコノヒー演じる本作の主人公ミッキーは、大麻の栽培・密売で財を成したアメリカ移民の成金。愛する妻ロザリンド(ミシェル・ドッカリー)と第二の人生を歩もうと、同じくアメリカ人でユダヤ系の億万長者マシュー(ジェレミー・ストロング)にビジネスの売却を打診するミッキーだったが、ヤクザな世界で平穏を得ることは予想以上に難しかった。500億円規模の利権を嗅ぎつけた中国系マフィアのドライ・アイ(ゴールディング)や、たかり屋の私立探偵フレッチャー(ヒュー・グラント)、因縁を持つゴシップ紙の編集長ビッグ・デイヴ(エディ・マーサン)、視界に入る全てに因縁をつける団地の少年ギャングたちも絡んできて、事態は雪だるま式にややこしくなっていき……。

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■胡散くさいベシャリだけでアクションを凌ぐヒュー・グラントに拍手!

2019年製作の現代劇なのに“ハッパで億万長者”とは少々古くささを感じるし、リッチー自身が一攫千金を狙うガキよりもセミリタイアを計画する成金の気持ちのほうが分かるようになったのか、まるで『ロック、ストック〜』のキャストを反転させたような設定でもある。そこで効いてくるのが、私立探偵フレッチャーが主導する“会話劇”スタイルだ。彼が、想像や誇張が混じった“脚本”をミッキーの部下レイ(ハナム)に語る形で物語が進行することにより、ヤクザ者同士の“仁義なき戦い”要素よりも、誰が何を企んでるのか? というミステリー要素でぐいぐいと興味を引っぱっていく。

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ニコール・キッドマン&ヒュー・グラント! 豪華布陣で贈るHBO新作ドラマ『The Undoing』のトレイラー公開

主人公がアメリカ人だけに、初期リッチー映画の代名詞でもある“イーストエンドのコックニー訛り”は影を潜め、フレッチャーの胡散くささゆえに寓話的な雰囲気すら漂っているものの、グラントの俳優としてのスキルのおかげでまったく退屈しない。また、Netflix『ベイカー街探偵団』(2021年)のマッケル・デヴィッドや現役のUKラッパーらが演じる団地ギャングのお目付け役でもあるボクシング・コーチ(その名も“コーチ”をファレルが演じる)があまりにもオイシい活躍でカタルシスを喚起してくれるのだが、彼らの物語だけをスピンオフで観せてほしいレベルだ(※ドラマシリーズ化も進んでいるらしいので期待)。

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■オールドスクールな皮肉が散りばめられた“紳士”たちの闘い

当然ながら“ジェントルメン”というタイトルは皮肉であり、リッチー監督が(あのワインスタインの)ミラマックスで手掛けた『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015年)やフランシス・フォード・コッポラ監督の某作品ディスなど映画業界のメタギャグまで盛り込んでいて、そもそも『キングスマン』(2014年)風のカッコつけたタイトル・ロゴも皮肉としか思えない。そういった大小の皮肉は監督自身に跳ね返ってくる部分もあり、とにかく素晴らしいグラントやファレルから目を離してしまうと、途端に「このシーン(キャラ設定や人種ギャグ、性的描写)必要だったか?」と問い詰めたくなってしまうのも事実だ。

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“隠れリッチー”はどこ!? ガイ・リッチー『ジェントルメン』のトリビアを紹介!過去作との共通点とは?

ともあれ、粋でワイルドなイケメン悪オヤジたちによるダーティかつ詩的な台詞(英国風18禁用語の連発)と、米英中露が入り乱れて繰り広げられるスタイリッシュなバイオレンスは、チケットを買って映画館で観るのにふさわしい娯楽性にあふれている。マコノヒーとファレルが担うオトナのカッコよさ、ハナムとマーサンの不可抗力ユーモア、ストロングとゴールディングが醸し出す欲望、そしてなにより“ウザいヒュー・グラント”への愛に満ちた本作を、ぜひ大きなスクリーンでリラックスして楽しんでいただきたい。

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『ジェントルメン』は2021年5月7日(金)より全国ロードショー

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