赤ちゃんポストが題材の是枝裕和最新作『ベイビー・ブローカー』 監督＆ソン・ガンホほか インタビューとメイキング映像が解禁！

『パラサイト 半地下の家族』（2019年）のソン・ガンホ主演、是枝裕和監督最新作『ベイビー・ブローカー』が、2022年6月24日（金）より全国公開する。この度、インタビュー&メイキング入り特別映像が解禁された。是枝監督最新作にして初の韓国映画となる『ベイビー・ブローカー』は、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、同映画祭で現地時間5月26日（木）に上映が決定している。是枝監督の作品が同映画祭コンペティション部門に選出されるのは、最高賞のパルムドールを受賞した2018年の『万引き家族』以来4年ぶり、6回目（同映画祭への出品自体は8回目）。『ベイビー・ブローカー』の主演をつとめるのは、2020年度のアカデミー作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホ。『新感染半島 ファイナル・ステージ』（2021年）のカン・ドンウォン、是枝監督と『空気人形』（2009年）以来のタッグとなるペ・ドゥナ、IUの名で歌手として活躍し、シングルマザー役を演じるイ・ジウン、「梨泰院クラス」（2020年）のイ・ジュヨンら今をときめく豪華キャストが脇を固める。

■赤ちゃんを高く売る。それだけのはずだった――。

本作は韓国を舞台に、＜赤ちゃんポスト＞をきっかけに出会った、赤ん坊の母親、ベイビー・ブローカーの男たち、そして彼らを現行犯逮しようと静かに追いかける刑事――彼らが絡み合いながら繰り広げる、一風変わった旅路を描く。クリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン（ソン・ガンホ）と、＜赤ちゃんポスト＞がある施設で働く児童養護施設出身のドンス（カン・ドンウォン）。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン（イ・ジウン）が＜赤ちゃんポスト＞に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状し、ソヨンと共に3人で養父母探しの特別な旅に出る――。

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昨日、韓国・龍山にて、#ベイビーブローカー 制作報告会が行われました?#ソン・ガンホ、#カン・ドンウォン、#イ・ジウン（#IU）、#イ・ジュヨン ら豪華キャスト陣、
さらに日本からのリモート出演で #是枝裕和 監督も登場??

?レポート?https://t.co/xCrU2ZmVaP pic.twitter.com/3ah0Xl4nEh

? 映画『ベイビー・ブローカー』公式 (@babybroker_jp) May 11, 2022

■「人間が持っている尊い感情を表現」インタビュー＆メイキング特別映像が解禁!!

このたび公開された映像には、是枝監督が映画出演のオファーを受けたときのことを振り返るキャストの姿からはじまる。「一人の赤ちゃんを中心にして、血縁ではつながっていない人々が旅を通して家族を形成するという話です」と是枝監督が説明する本作の脚本を読んだペ・ドゥナは「是枝監督らしいシナリオだと思いました」を笑顔で語り、イ・ジウン（IU）は「監督の想像がどう現実になるか、私がそこにいたらどんな姿に見えるかなと…」と目を輝かせ、カン・ドンウォンは「家族の物語をブローカーを通して語るのは新しい視点で面白かったです」、さらにソン・ガンホは「人間についての物語。人間が持っている尊い感情を表現した映画」と是枝監督が独自の眼差しで登場人物の感情を紡ぐストーリーに感銘を受けたようにコメント。先日韓国で開催されたイベントで“韓国映画界の宝物のような役者さんたち”と評したように、キャスト陣に絶大な信頼を置いている是枝監督。映像でも「役者を楽しめる映画だと思いますのでそこを堪能してください」と太鼓判を押す。最後はカン・ドンウォンの「心を込めて撮影しました」、イ・ジウンの「皆さんにこの想いが届くと嬉しいです」、ソン・ガンホの「深い井戸の水のように澄んで美しい作品の世界に出会えると思います。ぜひ観てください」といった想いがつまったメッセージとともに締めくくられている。

映像にはメイキングもあり、キャスト陣が真剣な眼差しでモニターを見つめる様子や、監督とコミュニケーションを取りながら撮影に挑む姿を確認することができ、さらなる新境地に挑んだ是枝監督の最新作にますます期待が高まる。是枝裕和監督最新作『ベイビー・ブローカー』は、2022年6月24日（金）TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。