日本国旗の“赤色”を決めたのは誰?『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』没後40周年・寺山修司が改めて問う“ニッポン”【1月27日は国旗制定記念日】
2023年01月27日 12時00分BANGER!!!

■正式に国旗となったのは「1999年」
サブカルチャーの先駆者であり時代の寵児であった劇作家の寺山修司が構成を担当し、街ゆく人々に「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」といった、人々が普段考えないような本質に迫る挑発的な質問を、次々とインタビューしていく。長年タブーとされていた本作を、「現代に同じ質問をしたら、果たして?」という思いから、ドラマ制作部所属で、本作が初ドキュメンタリーとなる若干28歳の佐井大紀は、1967年と2022年の2つの時代を対比させることにより「日本」や「日本人」の姿を浮かび上がらせようと、自ら街頭に立った。■「日の丸」の“赤色”の定義を決めたのは、ひとりの大学生
しかし、「日の丸」の“赤色”の定義を決めたのは官僚でも政治家でもなく、ひとりの大学生だったそうです。「日の丸」の赤色を決めたのは、1964年の東京オリンピック開催当時大学生ながら“国旗監修”を務めた吹浦忠正さん。組織委員会のメンバーとして大河ドラマ「いだてん」にも登場した方で、1964年東京オリンピックの際、生粋の国旗マニアだった吹浦さんに組織委員会が国旗監修を依頼したという。 色が決まったのが1964年、そして法律で正式に国旗となったのが1999年の平成に入ってからという驚愕の歴史を持つ「日の丸」。1967年と2022年で国民の日の丸に対する想いはどう変わったのか――。 『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』は2023年2月24日(金)より角川シネマ有楽町、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国公開
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