映画メシ#009『恋する惑星』の広東風チャーシューを噛みしめれば甘くほろ苦い恋がよみがえる

映画メシ#009『恋する惑星』の広東風チャーシューを噛みしめれば甘くほろ苦い恋がよみがえる

香港の雑踏ですれ違う2つの恋物語――。恋人にフラれた刑事モウ(金城武)は、街で出会った謎の金髪女性(ブリジット・リン)とバーで飲み、好意を抱きながらもお互いを知らないまま別れます。一方、飲食店員フェイ(フェイ・ウォン)は、客の警官663号(トニー・レオン)に恋をし、彼がよくランチを食べる屋台に偶然を装って立ち寄って、親しくなるのですが……。 恋する惑星 (字幕版)

■香港の香り、屋台ランチのチャーシューご飯

今回のレシピは、警官663号がいつも屋台で食べていたチャーシューご飯をイメージした、香港で親しまれている広東風チャーシューです。

■▼材料(1本分)

豚肉の塊(ロース・ヒレ・バラ) ・・・ 約500g ≪漬けだれ≫ 砂糖    ・・・ 1カップ 醤油    ・・・ 90ml みりん   ・・・ 大さじ1 水飴    ・・・ 大さじ2 塩     ・・・ 小さじ1 紹興酒   ・・・ 大さじ1.5 ごま油   ・・・ 小さじ2 甜麺醤   ・・・ 小さじ1 五香粉   ・・・ 小さじ1.5 食紅(赤) ・・・ 約2g 水     ・・・ 大さじ1

■▼作り方

  1. 食紅を水で溶きます。
  2. ボウルに、(1)と≪漬けだれ≫の材料を入れてスプーンで混ぜ合わせます。砂糖が溶けきっていなくても大丈夫です。
  3. ビニール袋に、(2)の漬けだれと豚肉の塊を入れ空気を抜いて縛り、冷蔵庫で1晩寝かせます。
  4. 天板にオーブンシートを敷き、網を置き、(3)の豚肉の塊をのせます。180度に温めたオーブンに入れ、約25分後に豚肉の上下を逆に置き換え、さらに約20分焼き、その後予熱で約15分置きます。合計約1時間オーブンに入れます。
  5. 焼きあがったら切りわけて完成です。

■▼ポイント

漬けだれは、すぐに使うのであれば、2~3回は使い回しができるので、様々な部位の豚肉や鶏肉などで試してみてください。 鶏肉など肉の厚さが薄い場合は、(3)の漬け時間は約2~3時間位で様子を見てみましょう。漬けすぎると味が濃くなりますので注意が必要です。 (4)の最後で、漬けだれと水飴(材料外)を同量で割ったものを刷毛で塗りながら焼き上げると更に照りや艷やかさが増します。ただし焦げやすくなるので注意が必要です。 薄切りで食べるほかに、1cm角に切ってチャーハンに入れても美味しくいただけます。   レシピ監修・撮影:渡辺ひと美 酒料理研究家、唎酒師(SSI顧問)、商品開発/割烹料理店「霞町 三〇一ノ一」オーナー 『恋する惑星[4Kレストア版]』はCS映画専門チャンネル ムービープラス「WKW4K ウォン・カーウァイ4K 5作品 イッキ観!」で2023年5~6月放送

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