00年代MTVカルチャー全開の超アッパーなスパイアクション『チャーリーズ・エンジェル』シリーズをリブート版公開前にイッキ観!

00年代MTVカルチャー全開の超アッパーなスパイアクション『チャーリーズ・エンジェル』シリーズをリブート版公開前にイッキ観!
『チャーリーズ・エンジェル』©2000 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

最新リブート版も公開! とにかく明るい女性スパイアクション『チャリエン』シリーズ

“強いオンナ”が大活躍してスカッとする映画は沢山あるが、今回紹介したいのは、ズバリ、可憐な女性スパイたちが大暴れするスパイアクション映画『チャーリーズ・エンジェル』シリーズ(2000年〜)だ!

2019年、まさかのリブート版が公開される『チャーリーズ・エンジェル』。『トワイライト』シリーズの呪縛から開放されたクリステン・スチュワート、実写版『アラジン』で注目を浴びたナオミ・スコット、医療系ドラマ『カジュアルティ』のエラ・バリンズカが新生エンジェルを演じるということで、まさに今が旬の題材である。

※2011年にもリブートTVシリーズ『新チャーリーズ・エンジェル』が放送されたが今回はスルー。

あの能天気の塊みたいな映画を一体どう現代風にリブートしてみせたのか? かなり気になるところだが、もともと『チャリエン』は1970〜1980年代にかけて放送されたテレビドラマシリーズで、当時日本でも放送されていた(リアルタイムで観ていた人は若くてもアラフィフ世代だろう)。その映画版として、キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー主演でリメイクされたのが、2000年公開の『チャーリーズ・エンジェル』だ。

【1作目】大ヒット曲満載! MTVカルチャー全盛時代の雰囲気を楽しもう

多くのヒップホップ〜ミクスチャー系アーティストのミュージックビデオを手掛けてきたマックGを監督として抜擢したのが功を奏し、90年代のMTVカルチャーをそのまま映画に持ってきたかのような狂騒的なノリがとにかく楽しい『チャリエン』。ナタリー、アレックス、ディラン、それぞれタイプの異なる女性たちが大活躍するスパイアクションではあるが、彼女たちがどうやってスパイのスキルを身に着けたとか、そういう描写は一切ナシ。むしろツッコんで楽しんでくださいと言わんばかりの大雑把さで、細かい矛盾も山盛り放置である。

そもそも“チャーリーズ・エンジェル”とは、その名の通りチャーリー探偵事務所に所属する女性探偵たちのこと。チャーリー自身は声でしか登場しない謎のおっさんで、代わりにボスレーというもう一人のおっさんがエンジェルたちと直接コンタクトを取り、法律の枠を超えた裏の任務を遂行する。このへんの設定はドラマ版からから引き継ぎつつ、1作目の映画版『チャリエン』の見どころは、ド派手なアクションと猛烈に自由なストーリー展開。エンジェルそれぞれに得意分野があり、テキトーかと思いきやキッチリ見せ場を用意している点もしっかり作られている。

しかも、冒頭からKORNの曲(のイントロ)から始まったり、LL・クール・Jがカメオ登場したり、デスティニーズ・チャイルドやプロディジー、ブラー、ファットボーイ・スリム、ブリンク182など、何かとアッパーだった00年代を象徴する劇中曲と、そこにワム! やジョーン・ジェット、マーヴィン・ゲイなどの懐メロを挟み込むサジ加減もなかなか。つまり『チャーリーズ・エンジェル』シリーズは、MTVカルチャーまっさかりの90〜00年代に青春を過ごした人ならば、そのノリとノスタルジーだけでイッキ観できてしまう映画なのだ。

もちろんエンジェルたちはピッチピチの全盛期だし、ルーク・ウィルソンやサム・ロックウェル、マット・ルブラン、トム・グリーン、クリスピン・グローヴァーなど、男性陣も若々しくて目の保養にバッチリ。ボスレー役のビル・マーレイは、出てくるたびに不要な緊張感を削ぎまくってくれる。ちなみに、まだ売れる前のメリッサ・マッカーシーも出演しているのでお見逃しなく。

【2作目】ラジー賞獲得! 相変わらずアッパーな続編は豪華キャストにも注目

2003年には勢いに任せて続編『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』が公開され、デミ・ムーア、ブルース・ウィリス、キャリー・フィッシャー、ロバート・パトリック(『『ターミネーター2』でT-1000を演じた人)、シャイア・ラブーフ(初の日本公開映画作品)、オルセン姉妹、P!NKなどなど、1作目以上に豪華なキャストで話題に。

しかし、1作めのバカっぽいテンションもしっかり踏襲したためか、2004年のゴールデンラズベリー賞で<最低続編賞>を受賞。多くの映画にとっては不名誉な賞かもしれないが、逆に狙っていたんじゃないかと思うほどネアカな映画、それが『チャリエン』である。

ただし、いま観ると後に続くアクションコメディに与えた影響も伺えるし、まるでミュージカルのように軽快なノリや、バイオレンスよりも勢いを重視したアクションはお子様と一緒に観ても安心のクオリティ。そして何より、強い女性たちが屈強な男性たちをボッコボコにする姿が清々しくて、大人数でピザとか頼んでワイワイ観るにはもってこいだ。もちろん、当時MTVでかかりまくっていた流行曲も劇中で大量に使用されているので、そのへんも懐かしみつつ楽しめることだろう。

『チャーリーズ・エンジェル』『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』はCS映画専門チャンネル ムービープラスにて2019年9月放送

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